1999年5月:『ビートルズとファンのふれあい』



1963年12月14日、ウィンブルドン・パレで開かれたイギリスのファン・クラブ会員のためのファンの集い。握手とサイン会、そしてミニ・コンサートが催され、約3,000人ものファンが詰めかけた。

1963年と1964年にイギリスで開かれた「クリスマス・ショー」や、1963年から1969年まで制作されていた、イギリスとアメリカ(アメリカは64年から)のオフィシャル・ファン・クラブ会員に配布されたクリスマス・レコードなど、1960年代にはほかにもファンのための企画がいくつかあった。これらは当初「ファンとの交流はたいせつにしなければ」というブライアン・エプスタインの強い意向で始められたようだが、それ以上に4人がファンをたいせつに考えていなければ、事故も起こりかねないこうしたイベントはありえなかっただろう。

現にこのファンの集いのときも、危険防止のためと称して会場にはりめぐらされた檻をめぐって、ビートルズと警備のあいだでひと悶着あったのだが、「せっかく遠くから来てくれたファンもいるんだから」とイベント続行を決めたのはビートルズ自身だった(このときの詳しいエピソードは月刊『ザ・ビートルズ』1998年4月号「トニー・バーロウ回想録」で読めます)。
PHOTO: (C) The Beatles Club

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