1999年8月:『1960年代の舞台装置』



1964年6月6日、オランダ、ブロッカーのフェイリンハル・オプ・ホープ・ファン・ゼーハン(という名前の会場)。演奏する4人のバックには、コンサートのスポンサーなのだろう、ハイネケン・ビールと"JOY"という飲みもの(これは客席頭上にも見られる)の宣伝幕がおおっぴらに下げられている。この写真では見えないが、ステージ左にはコカ・コーラ、下には"HONDA"の宣伝もある。

初の本格的なワールド・ツアーだというのに、意外に質素なステージ。右上の写真で、ジョンの斜め前方にセッティングされている小さいアンプなどは、みかんやりんごを詰めて運搬する箱のような、粗末な木箱に乗せられている。そもそもステージ自体が木箱みたいな造りなのだ(泣)。

オランダは世界中に花の輸出をしている国なので、このステージの飾り付けにも生花がふんだんに使われている。ただし、イギリスでのステージでも花を使った飾り付けをしていたことがあるので、「オランダ特有」というよりは、この当時流行していたステージ・セッティングなのかもしれない。
PHOTO: (C) The Beatles Club

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