ポール・マッカートニー 来日記念特集




● 東京公演
 NOVEMBER, 11


巨大なヘフナー・ベースのアップから、ポール登場!「back in the u.s.」ツアーのときに登場したパープルの詰め襟ジャケットに赤い長そでTシャツ。舞台上はUSAツアーとまったく変わりはない。

1曲目‘Jet’の演奏後、日本でのポールの第一声。【オー、トキオ!ミンナゲンキカイ!!】

‘ All My Loving’が終わると、「Back in Tokio!」とゴキゲンなポール。【ミンナハ、スバラシイ。オッス! コレハ、アタラシイキョク】

なんと、流暢な日本語がポールの口から飛び出した。字幕システムに負けじと、ポールが日本語で話しだしたのである。また、字幕システムがライブで行なわれているのを証明するためのジョークが、この日から行なわれる。‘We Can Work It Out’の前では、「犬がバナナの上で寝ている」。そして、この日だけのコメント。「昨日、東京ドームの近くの公園に行ったんだよ。散歩したんだ。ドームも見えたんだけど、人がいっぱいいてね。無料コン サートでもやってるんじゃないかと思ったよ」

‘Let 'Em In’では、ポールは歌詞が一瞬分からなくなり照れ笑い。こういう、ライブならではの出来事、ハプニングがたまらない。

‘Let It Be’の演奏前では、ポールと観客の「オーッス!」というすごいかけあい。

‘Hey Jude’では、【イッショニ、ウタイマショ。ドーモ】。みんながポールと一緒に歌った。ドライヴィング・ジャパン初日は、感動で幕を閉じた。

公演後、フォー・シーズンズ・ホテルのバーで、ポールはにこにこ。観客はアメリカの雄叫びほど騒々しくはなかった。しかし、ポールは観客がショーの最初から最後までずっと立ち上がり、バラードのときでさえ一度も座らなかったことに注目した。「それはすごいことなんだ」とポールは力説した。「1990年、1993年の日本公演ではそうではなかった」とポールは語った。


NOVEMBER, 13

2日目、ポールの服装は、赤地に白いラインが入った長そでTシャツに、ジーンズ。恒例の字幕チェックは、「ウサギが丘を駈けてった」「犬がバナナを食べた」。

‘We Can Work It Out’の前では、「ここでウエーブをつくってみよう」というポールの提案に、スタンドのお客さんがガンバル。

‘Something’で、「ジョージが…」とポールが言った瞬間にすごい拍手が沸き起こり、ポールもビックリして話が止まってしまうほど。うれしそうにウクレレを見ながら、「こいつも今じゃ、東京ドームでこんなに拍手をもらってるよ」とジョージに語りかけるポール。

アンコールでは、ウィックスのテンションが高い!ポールをステージまで押し出すウィックス。仲が良い楽しそうなバンド・メンバーたち。【ボクノ、スバラシイバンド】。ポールも満足そう。そして、コンサートは22時ちょうどに終了。


NOVEMBER, 14

この日は白いジャッケットに黒のズボン、そして長そでの真っ赤なTシャツ姿。 東京最終日ということで、観客の熱気、そして歓声がすごい。曲目や演出に大きな変更はないが、‘Getting Better’で出だしをやり直したり、途中で歌の入る場所を間違えるなどのライブならではのハプニングがあり、普段ではあまり見られない照れるポールを見ることができた。‘Let Me Roll It’では“YEAH!”と絶叫。観客に向かって指で“1,2,3”とカウントをとるパフォーマンスも、この日から始まった。

‘Driving Rain’の前で字幕システム・チェック。今回は「犬がバナナを食べない」。‘We Can Work It Out’では、「僕の犬はバナナを食べる」。毎日少しずつ変わっているのがオカシイ。

‘Let It Be’が終わるとペンライトの揺れる真似をするポール。各会場で5,000本プレゼントされたペンライトは、実はより一層ポールを応援しようということで、BCCが用意したものなんです。たくさんの揺れるペンライトも、ビューティフルと気に入ってくれたようです。

‘I Saw Her Standing There’では、ハッピを持って、ヘザーがステージに。ポールをはじめ、バンド・メンバー全員もハッピ姿に。さらに、この日はなんと幸運な一般の観客4人を舞台 にあげ、一緒にプレイ。最後はポールと手をつないでおじぎするなどの大サービスだった。

【ミンナハ、スバラシイ! ジャ、マタネ】 というポールの日本語で、東京公演は大盛況で幕を閉じた。



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