ポール・マッカートニー 来日記念特集



NOVEMBER, 15、16

京都へ お昼ごろ、大阪に向かい出発。またもや予定変更、京都にて途中下車。

早速、金閣寺へ。金閣寺内部は一般には通常非公開で、国家元首にのみ公開されるとのことであるが、住職はポールとヘザーを特別扱いしてくれた。彼らは金箔の張られた建物の1階と2階部分を見学。

宿泊は、純和風の老舗旅館へ。食事は、この旅館の呼び物のひとつである京懐石や天ぷら等12品。

ポール一行は、京都ならではということで、芸者さんも呼んでいた。

「芸者っていうのは女の人が男の人を楽しませるだけなんて、なんだか女の私には複雑な気分」と言うヘザーの話に、ポールとエイブが着物を借りて、芸者パフォーマンスを披露したとか。これには一同大爆笑。

もちろん、どんちゃん騒ぎばかりではありません。ポールは、茶室から見える坪庭に、いたく感じ入ったらしく、ロンドンの自宅にこんな庭を造りたいなあと思ったそうです。この庭をじっと眺め、長い沈黙のあとに発した一言 が、「これはすばらしい。これが日本だ」。そして、障子や、襖、柱などなど、数寄屋造りと呼ばれる築100年の古い家屋のたたずまいも、感じ入るようにじっくり観ていた。

池やコイなど、ちょっとしたたたずまいも見逃さず、ポールは『日本の美』を自分なりに発見し、日本を感じていた。

次の日、京都御所 にも立ち寄ったポールとヘザー。なにも知らないふたりは、京都御所で自転車を乗りまわし、立ち入り禁止区域に座ってしまった。

謎の外国人ふたりに驚いた御所側は、場内放送で2回も注意を促したものの、聞き入れられないと判断。それもそのはず、放送は日本語だったのである。あげくのはてにパトカーまでもが出動。

パトカー到着前に、ヘザーが「もしかして私たちのことじゃない?」と気づいたからよかったものの…。 なんと、このときのポールの格好はジンベエにステテコ。お寺の庭掃除のような格好にサングラスに帽子の外国人が、まさかポール・マッカートニーだとは、だれにもばれなかったようだ。

その後、寺町通りのごく普通の日本レストランで昼食。 ポールは地下足袋に異常な興味を示し、ヘザーの分と自分の分をおみやげに買った。家で履くのだろうか?



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