「ジョン・レノン音楽祭2002
Dream Power ジョン・レノン スーパー・ライヴ」レポート


ヨーコは、「愛しています。お元気で。来年もがんばりましょうね、一緒に…どうもありがとう」と客席に呼びかけ、出演者たちと抱き合った。惜しみない拍手が降りそそぐなか、21時25分にステージはエンディングとなったが、アンコールを求める手拍子は果てることなく続く。2分後にもう一度出演者全員と登場したヨーコは、客席に向かって投げキスをし、「ジョンも喜んでいると思います」と、ひと言つぶやいた。

坂本が弾く‘Imagine’のイントロが流れ出す。もちろん全員の合唱だ。もはやこの曲に説明はいらない。‘Imagine’を歌うことは、世界を平和に導こうとすることとイコールである。ヨーコは途中で涙ぐみ、声にならなくなった。

最後にジョン自身の‘Imagine’が流れると、ヨーコは涙ながらに「We love you, John!」「世界平和のために、来年も一緒にがんばりましょうね。ありがとう、ジョン」と呼びかけ、観客も熱く応え、ジョンとヨーコとみんなはひとつになった。

21時34分、コンサートは幕を閉じた。外は相変わらず厳しい寒さだったが、多くの人が幸せな表情を浮かべながら帰る姿が見られた。ジョンとヨーコの「ドリーム・パワー」を胸に、いつまでも愚かな過ちを繰り返す世の中に立ち向かうためにそれぞれの日常に帰って行くようだった。

22年目のその日、ジョンとヨーコは、また我々に勇気を与えてくれたのだ。

文:葉山真/内田雅也/前田ジェーン



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