「ポール、MPLスタッフに心中を語る」



Q: 去年の4月にこのツアーが始まったときは、このツアーは長いツアーにはならないだろうと言いましたね。しかし「バック・イン・ザ・ワールド」ツアーが終わるまでには、90公演以上をこなすことになります。長くないはずのツアーに何が起きたのですか?

P: 自分をだましだましするのは、いいことだと思うよ(笑)。そうすれば、区切ってツアーをすることができる。僕らはまずアメリカでツアーを始めた。そしてみんなのバッテリーを再充電するために夏は休んだ。そして秋に次のアメリカ・ツアーを始めた。そしてメキシコでプレイすることの興奮、日本を訪れることの喜びへと続いた。全体として見れば少し大変に思われるかもしれないけど、こんなふうに区切って考えれば、あまり大変じゃない。ほとんど束の間の楽しみ、束の間の休日のようなものさ。

僕がツアーを楽しんでいる大きな理由は、観客にあるんだ。観客は僕にとってとても重要なんだよ。僕がセットを作り上げるとき、まず最初にすることは、観客の立場になって考えることなんだ。僕がもし観客だったらどの曲を聴きたいかを考えた。そういうセットリストを用意したから、いいツアーになると期待していたし、集客もいいはずだと予想していたんだ。

ツアーを好転させてエキサイトさせるのは、本当に観客の反応なんだ。観客の熱烈な反応をステージ上ではっきりと感じるよ。そして僕らも観客に応え、観客も僕らに応える―それがツアーのエネルギーを高め続けるんだ。その精神は少しずつ上昇し続ける。雪だるま式にね―それが上昇して、熱くなったんだ。

Photo: ©Mark Seligar / MPL Communications Ltd / Inc



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