「ポール、MPLスタッフに心中を語る」



Photo: ©Sven Hoogerhui / WireImage.com / NANA
(2003年3月25日、パリ、Bercy Sports Stadiumにて)
Q: アメリカで誰かがこのショーを「地球で最大のヒット・ショー」と言いました。ポールは20曲以上ビートルズの曲をプレイしています。実際、ビートルズがプレイした倍の数の曲をプレイしています。そしてウイングス、ソロ時代、現在から1ダース以上の曲をプレイしています。このショーで―そしてライブ・アルバムで―あなたにとって特別な曲はどれですか?

P: 言ったように、僕がツアーで好きなことのひとつは、ツアーを計画はするけど、予期せぬ出来事が起こるスリルなんだ。僕にとって、‘Here Today’を歌ったときの反応は予期せぬボーナスだった。最初、僕は詩の朗読会でその歌詞を朗読したんだ。メロディを戻して演奏したらどうなるか見てみたいと自然に思うようになった。この歌をライブでプレイしたことはなかった。でもプレイしてどんなふうに受け止められるかを見て、この歌に命が吹き込まれたんだ。‘Hey Jude’もすばらしいよ。制作担当の男がカメラを観客に向けてステージ上にある巨大スクリーンに‘Hey Jude’を歌う観客を映すという名案を思いついたんだ。おかげで、とても対話的になったよ。ショーのなかのすばらしい「人間的な瞬間」だ。‘Back In The U.S.S.R.’もよかったね。僕はめったにこのロックをプレイしなかったけど、このショーではうまくいった。ショーの真ん中のアコースティック・セットも楽しいよ。ステージには僕だけ、バンドはいない。僕とギターだけなんだ。僕にとっては初めてのことだった。僕はギター1本でステージに上がったことはなかった。いつも誰かがステージにいたんだ。バンドか、弦楽四重奏団か、誰か頼れる人が。ツアーを始めたとき、このセットをひとりでするなんてちょっと怖気づくかなと思っていたけれど、詩を朗読したことからこの考えを気に入って、やってみるべきだろうと思ったんだ。観客はこの一対一のコーナーを楽しんでくれたようだよ。君と僕だけなんだ。よかったよ。



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