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ジョンの異父妹、名乗り出る


ジョンが生前探し求めていたがけっきょく会うことのなかった異父妹が名乗り出た。
8月24日にイギリスの大衆紙『サン』が独占記事として一面トップで伝えたところによると、この人はイングリッド・ペイダーセンといい、現在イギリスのサザンプトン近くに住み、病院で事務員をしている。
1944年、ペニー・レインのカフェでウェートレスをしていたジュリア・レノン(ジョンの母)は、客のひとりガナー・ウィリアムズという兵隊と短い関係を持ち(夫フレッドの航海中)、不本意にも妊娠。ウィリアムズとの関係は真剣ではなかったことから、ひとりで産む決心をした。1945年6月19日に女の子が誕生、ビクトリア・エリザベス・レノンと名づけた。が、当時は私生児を育てるのが一般的でなかったため、養子に出された。
ジョンが異父妹の存在を知ったのは1960年代なかば。新聞広告を出すなどして彼女を探す努力をしたが、本人は名乗り出ず、里親が名前を変えていたため、けっきょく見つけられなかった。
自分が里子であるとイングリッドが知ったのは1966年に結婚のため出生届が必要になったときで、養母はそのとき初めて娘に真実を話した。しかし、イングリッドは育ての母を傷つけまいと、あえてジョンには連絡をとらなかった。今年7月に養母が他界し、残りの家族と連絡をとって人生の溝をうめたいと考え、今回初めて名乗り出ることを決意したと言っている。


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