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ポール、リンダのシングル曲の放送禁止に対して声明を発表


ポールは、1月25日にイギリスで発売されたリンダ・マッカートニーのニュー・シングル‘The Light Comes From Within’が不当に放送禁止にされているとして抗議していたが、1月26日に正式な声明を発表した。声明の要旨は以下のとおり。
「リンダのこの曲のなかには"Oppression won't win(迫害は勝利することはない)"という歌詞があるのに、シングルがリリースされたとたんこの曲が迫害を受けることになったとは、まったく皮肉な話だ。僕は、自分の考えを表現するという妻の権利を守るためにここでこうしてコメントする」
「僕はなにも、ののしりの言葉を提唱しているわけではないが、場合によっては、ののしりの言葉を使うことが正当なこともあると信じている。今回のように、こういう言葉を使わなければ言いたいことが正確に伝わらないことだってあるはずだ」
「僕は曲が放送禁止にされたことに激怒しているわけではない。今回の騒ぎは実にこっけいだ。よく、子どもたちには悪い言葉を聞かせないようにしなければならないと言われているようだが、そういう言葉をまったく子どもたちの耳に入れないというのは不可能だ。遊び場や学校の校庭でさえ、耳に入るのだから」
「僕の考えでは、親がいくら子どもたちを悪い言葉から隔離したとしても、何のきき目もないと思う。第一、子どもにこれをするなとかあれをするなと言うと、かえってやってはいけないことをするものだ。それに、歳を重ね大人になっていくうちに、自然にそういう言葉は使わなくなるものだ。肝心なのは、悪い言葉を使うことがどうこうという問題ではない。なにを選択すべきかということなのだ。人にモラルをおしつける必要などまったくない。必要なのは、ひとりひとりがもっと精神を高めるということだ」
「ラジオ局もテレビ局も、お偉方の作った放送コードを守らなければないということは重々承知している。でもふと疑問に思うのは、そういう監視機関ではいったいどれだけの女性が働いているんだろう、ということだ」
「DJたちに関して言えば、勇気があるならこの曲をかけてみろと言いたい。もっと大人になれよ。20世紀だよ、そんなことじゃ時代にとり残されちゃうぜ」


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