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サンフランシスコの映画祭で『ヤァ!ヤァ!ヤァ!』上映


4月24日、サンフランシスコのカストロ・シアターで行なわれたサンフランシスコ国際映画祭のハイライトのひとつとして、『ビートルズがやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ!』のリマスター版が上映された。映画の最後のコンサート・シーンでは、観客が足を踏み鳴らしたりものすごい歓声をあげたり、まるで生でコンサートを観ているかのような興奮ぶりだったという。
この映画のプロデューサーであるウォルター・シェンソンがゲストに招かれ、上映に先だってあいさつをしたほか、上映後にはスタンディング・オベーションで迎えられるなかふたたびステージに現れ、約20分間会場からの質問に答えた。シェンソンがどのようにして監督のリチャード・レスターらに出会い、どのようにしてこの映画を作ったかにかなりの時間をさいて話した。また、ジョンとポールが初めてタイトル曲を演奏して聞かせてくれたときのようすについても語り、ジョンがブックマッチ(ふたつ折りのはぎとり式の紙マッチ)の厚紙に歌詞を書いてきたこと、シェンソンがその後そのマッチをなくしてしまったことなどのエピソードも交えられた。さらにシェンソンは、フィルムを保管するのにかかる費用を節約するためにアウトテイクとなった部分はすべて処分してしまったことをうちあけたが、そのようななかで「ユー・キャント・ドゥ・ザット」のシーンが映画用のビデオ・テープに残っていたことは非常に幸運だったと述べ、このシーンをどのようにして映画用のフィルムに移したかについても語った。
最後には、ふたりの幼い少女から「この映画はいったい何年前のものか、ビートルズは今何歳なのか」という質問が出た。


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