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ショーン・レノン、「チベタン・フリーダム・コンサート」に出演


6月13日、今年で4度目となった「チベタン・フリーダム・コンサート」が、シカゴ、アムステルダム、東京、シドニーで同時開催され、シカゴ公演にショーン・レノンがチボ・マットのメンバーとして出演した。「チベタン・フリーダム・コンサート」がグローバルな規模で行なわれたのは今年が初めてで、4か所でのべ24時間にわたって行なわれ、計5万人を超える観客を動員した。
シカゴ公演(正確にはシカゴから北西に約144キロメートルのところにあるウィスコンシン州イースト・トロイのアルパイン・バレー・ミュージック・シアター)は午前11時30分から午後11時までの11時間半にわたって行なわれた。どしゃぶりの雨のなか3万1,000人の観客が集まったシカゴ公演は、チボ・マットのアグレッシブな演奏で幕を開け、ベーシストとして参加したショーンはとどろくようなプレイでバンドをリードした。シカゴ公演には、「チベタン・フリーダム」を呼びかけたアダム・ヤウクのバンド、ビースティ・ボーイズをはじめ、ブロンディ、パール・ジャム、レイジ・アゲンスト・ザ・マシーン、RUN DMCら17組が出演。夕方には青空が広がった。4会場で行なわれた公演のなかでも最後に登場したのがビースティ・ボーイズで、約45分にわたって演奏をくりひろげ、今年のショーのフィナーレを飾った。
各会場ではコンサートのあいまに過去のコンサートの映像や、チベット解放運動家らによるスピーチのビデオが流された。コンサートからの収益金は、コンサートの主催者でもあるミラレパ基金を含め、チベットの独立を支援する世界中の団体に贈られる。ミラレパ基金の設立者のアダム・ヤウクは、「寄付を集めることもたいせつだが、コンサートのなによりの目的は、この特別な日を機会に世界中の人にチベット問題に関心を持ってもらうことだ」と語った。
ほかに、アムステルダム公演にはアラニス・モリセット、ブラーなど約10組が出演(観客動員数約6,000人)、東京公演にはバッファロー・ドーター、ハイ・スタンダード、ブラフマンズ、忌野清志郎、スチャダラパーら8組が出演(約6,000人を動員)、シドニー公演にはニール・フィンら約15組が出演(約8,000人を動員)した。


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