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ポール、リバプールのリンダ記念遊戯場のオープニング・セレモニーに出席


リバプールのストロベリー・フィールドの近くにあるカルダーストーンズ・パークに、リンダを記念した遊戯場「リンダ・マッカートニー・プレイグラウンド」がオープンし、7月20日に行なわれたオープニング・セレモニーにポールが出席した。ポールはこの日、遊戯場の名前を刻んだプレートの除幕を行ない、リンダが大好きだったというイングリッシュ・オークを植樹した。
この遊戯場はリバプール市議会で長らく検討されたすえ9万ポンドをかけて造られた。遊戯場にリンダにちなんだ名前をつけることは、リンダが亡くなったあとに市会の代表マイケル・ストーリーが、リンダをしのぶ気持ちを形にしたい旨告げる手紙をポールに送り、その後何度も手紙をやりとりして決まったものだった。そしてポールもセレモニーに出席することを約束したという。
ポールの訪問は、「あくまでもプライベートなこととしたい」というポール側からの要請があり直前まで秘密にされていたため、騒ぎにはならなかった。そして当日、ポールを待ちかまえる全員の目が公園の正面入口に釘づけになっているところに、スーツ姿のポールが意表をついて別の入口から入ってきてみんなを驚かせ、「ここでは子どものころよく遊んでいたからね。自分の庭のようなものさ」と、いたずらっぽい笑顔を見せた。セレモニーに招かれていた近くのブッカー・アベニュー小学校の生徒やつきそいの親たちは、ほんとうにポールがやって来たことに最初は驚いたようすだったが、親しげなポールとすぐにうちとけ、なごやかな雰囲気となった。プレートの除幕がとどこおりなく行なわれたあと、ポールはみんなとおしゃべりをしながら公園内を歩きまわり、子どもたちをひざの上に乗せていっしょに遊んだり、回転木場にまたがったり、ぶらんこの得意なところを見せたり、ある男の子からリンゴのことについてたずねられ、リンゴは「イエロー・サブマリン」を歌っていたんだと親切に答えるポール。そのあとは子どもたちにも参加するようにとうながして、ポールみずからが提案していた植樹が行なわれた。このときポールは、みんなにポーズをとれとうるさいカメラマンに向かって砂をかけて大はしゃぎ。セレモニー終了後、公園をあとに車に乗り込むまぎわにも、近くにいた小さな男の子がかぶっていた野球帽を取りあげて背中に隠したりしながら、最後までいたずら心いっぱいだった。ポールは、「とっても楽しかった。僕はおそらくだれよりもこの公園を知りつくしていると思うよ。まるで子どものころに戻ったようだった」と語った。
このあとポールはLIPAへ向かい、卒業式に出席した。


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