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ポール、PETA主催の「ミレニアム・ガラ」でライブ演奏


9月18日にハリウッドのパラマウント・ピクチャーズで、PETAが主催する「ミレニアム・ガラ」が、午後6時から7時間あまりにわたって行なわれ、約2,000人が出席した。ホスト役はポールに加えて、アレック・ボールドウィン、ジェイミー・リー・カーティス、ウディ・ハレルソン、エレン・デジェネレスがつとめた。
まずは、多数のゲスト・スターの出席のもと、映画『タイタニック』の撮影に使われて以来「タンク」と呼ばれるようになったスタジオで、カクテル・パーティが行なわれた。
ビーガン・ディナーのあと、1999年ヒューマニタリアン・アワードの表彰式が行なわれ、予告されていたとおりステラ・マッカートニーにも賞が贈られた。ほかには同じくデザイナーのトッド・オールダム、女優のリンダ・ブレアなどが表彰された。
続いて、バックに「恋することのもどかしさ」が流れるなか、リンダ・マッカートニー・メモリアル・アワードの表彰式が始まった。まずはハレルソンの紹介でポールが登場。ポールはリンダのことについて少し話をしたあと、次のように述べてサラ・マクラクランを紹介した。
「みなさんもお察しのとおり、去年僕ら家族はたえがたいほどのつらさを味わいました。そんなとき、息子が僕をこっそり呼んで、『パパ、この曲聴いてみてよ』と教えてくれたんです」
マクラクランはポールが紹介のなかでふれた曲「エンジェル」を弾き語りした。スクリーンにはリンダの姿が映し出され、ポールもステラも涙をこらえようとしているようすが見受けられた。演奏が終わったあとステージに戻ったポールは、感動のあまりスピーチを続けるのが困難なようすだったが、そのときちょうど会場の上空を飛行機がものすごい音をたてて飛んでいき、ポールはその音について冗談を言って、みずから雰囲気を「笑い」の方向へと転じた。ポールがリンダ・アワードの第1回受賞者パメラ・アンダーソン・リー(テレビ番組『ベイウォッチ』の出演で知られる女優)の名前を発表し、動物の権利保護活動におけるリーの功績を紹介するビデオが流されたあと、リーに賞が贈られた。
パーティも佳境に入り、スタジオ敷地内にあるニューヨーク・ストリートに設営されたステージには、B-52'sとクリッシー・ハインドの演奏に続いて、午前0時30分(現地時間)にポールが登場した。デイブ・ギルモア、イアン・ペイス、ピート・ウィングフィールド、ミック・グリーンという、ポールのニュー・アルバム“RUN DEVIL RUN”の参加メンバーを従えて、アルバムから‘Honey Hush’、‘Brown-Eyed Handsome Man’、‘No Other Baby’、‘Try Not To Cry’、‘Lonesome Town’、‘Run Devil Run’の計6曲をライブで披露した。ポールはリラックスして、みずからも演奏を楽しんでいるようすだった。
「ミレニアム・ガラ」は動物の権利保護のための資金集めという役割もはたしていたが、このイベントにより100万ドル以上の収益をあげることができたと伝えられる。
パーティのようすはインターネットでライブ放送されたが、アメリカではハイライト部分が90分に編集されて、ケーブル・テレビ局VH1で10月16日に放送される予定になっている。


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