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メアリー・マッカートニー、リンダの遺志を継いで毛皮反対キャンペーン


ポールの次女で写真家のメアリー・マッカートニーが、生前リンダが撮った写真をポスターにして、11月9日からロンドンで始まった、動物の権利保護を訴える団体リスペクト・フォー・アニマルズの毛皮に抗議する世界的キャンペーンに参画している。写真は、人の手から動物のものと思われる血がしたたり落ちているようすを撮ったショッキングなもので、消費者に対して、毛皮が残虐な行為の産物であることを訴えかけている。キャンペーンに際して、メアリーは次のように語っている。
「母の作品を、さらに一歩押し進めた形で役に立てることができてよかったと思っています。毛皮として使われるのがジャケットやハンドバッグのほんの飾り程度のものであろうと、毛皮を取るには動物をひどく苦しめ、殺さなければならないことに変わりはありません。イギリスと、そして世界中の人たちひとりひとりに、これから先もずっと毛皮をボイコットしていきましょうと、強く訴えかけます」
毛皮の世界的需要に応えるために年間3,500万匹を上まわる動物が殺されていると、リスペクト・フォー・アニマルズは発表している。同団体によれば、それでもこれまでのキャンペーンの結果、1980年代なかばにはイギリスに200軒以上あった毛皮の小売店が、現在では29軒に減っているという。
リンダの写真を使ったキャンペーンはこのあとヨーロッパ中をまわり、そののちアメリカで展開される。


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