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ポール、キャバーン・ライブのチケットの最後の1組をチャリティに寄付


ポールが、12月14日にリバプールのキャバーン・クラブで行なうライブのチケットの最後の1組(2枚)を、『リバプール・エコー』紙が主催している癌の子どもたちのためのチャリティ、ビッグ・ピクチャー・アピールへ寄付した。このチャリティは、ポールの母メアリーがかつて看護婦として勤めていたことのあるリバプールのオルダー・ヘイ小児病院のためのもので、26万ポンドを目標に資金集めが行なわれている。
この1組のチケットは、電話で応募したファンに当たるようになっており、イギリス国内からかけた電話のみ有効で、12月10日から24時間受け付けられた。さらに、応募者ひとりが電話を1分間かけるごとに1ポンドが寄付されるしくみになっていた。
チケットの寄付はポールみずからがどうしてもと申し出たものだと、『エコー』紙のサイトが12月10日に伝えている。
ポールはこのチャリティについて、同紙に次のように語っている。
「オルダー・ヘイは母が昔働いていた病院だから、他人ごとには思えないんだ。『エコー』のビッグ・ピクチャー・アピールの資金集めに協力できて、さらにふたりのファンを僕のキャバーンでのギグに招待できるなら、すばらしいことだよ」

一般向けのチケット応募券は予定どおり6日にイギリスの5都市のHMVの店舗で各店250枚(合計1,250枚)限定で配られ、どの店でも開店から数分後にはなくなったと伝えられる。10日にウェスト・ロンドンにあるEMI本社で抽選が行なわれ、当選者75組150人にチケットが発行されることになった。
ポールのスポークスマンは次のように語っている。「世界中から、ものすごい反響がありました。日本や南アメリカを含めて、あらゆるところから電話がかかってきました。お礼にヘリコプターを1週間ただで貸してやるからチケットをくれ、という問いあわせまでありました。ポールのワールド・ツアーの仕事はこれまで2回経験していますが、そういう頼まれ方をしたのは初めてです」
キャバーン・クラブのマネージャー、ビル・ヘックルも12月9日に、「この歴史的なライブのチケットとひきかえなら」と、さまざまなかけひきを持ちかけられたと語った。「私がキャバーンの者だということで、私を買収しようとする人もたくさんいました。なにか交換しようと言ってくる人は、必ずチケットが目的です」「ポールがキャバーンに帰ってくるというニュースが報じられて以来、世界中から電話が殺到しています。今週のある1日だけで、私の事務所にはファンから1,000本もの電話がかかってきました」
ほかには、1万ポンド相当のカリフォルニアでの休暇旅行を無料でという条件を出してきたアメリカ人ビジネスマンなどもいるという。


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