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ポール、『ア・ガーランド・フォー・リンダ』初のアメリカ公演に出席


6月3日、ポールはニューヨークのリバーサイド教会で開催された公演「ア・ガーランド・フォー・リンダ」に出席した。この公演は、 癌研究の資金調達のために制作され、亡き妻リンダに捧げた同名アルバムのアメリカ初演にあたる。会場となったリバーサイド教会は、1998年6月22日にリンダ の追悼礼拝が行なわれた場所でもある。
この日の インタビューでポールは、「妻を亡くしてから1年間は、僕も子どもたちも泣いてばかりいた。なにもせず、なにもする気がしなかった。英国紳士のようにふるまおうなんてまったく思わなかったよ。妻の死を乗り越えるには膨大な時間が必要だった」と語った。
公演ではシャンパン・レセプションののち、ヘレン・シャピロの指揮により、リバーサイド・フェスティバル・シンガースによるアカペラ・コーラスで、レノン・マッカートニー作品‘For No One’‘Here There And Everywhere’‘And I Love Her’‘Good Day Sunshine’、愛と喪失について歌ったポール作曲の‘Nova’をはじめジョン・タバナー、ジョン・ラター、リチャード・ロドニー・ベネットらの全9作品が披露された。
上演が終わると、ポールはステージに招かれ、演奏者や観客に感謝の言葉を述べた。アルバムに曲を提供した作曲家のロクサンナ・パヌフニクと、チャリティ基金「ガーランド・アピール」(癌研究と音楽の振興を支援)の主宰者スティーブン・コノックも、ポールの招きでステージに上がった。  
アンコールでは‘Good Day Sunshine’がふたたび演奏された。
“A GARLAND FOR LINDA”公演の収益はニュージャージー州の エングルウッド医療センターほか4つの病院に寄付される。ニュージーランドで乳癌研究を行なっているエングルウッド医療センターでは、乳癌のレントゲン、乳房撮影、超音波テストを補足する機器として、乳房専用の磁気共鳴画像診断装置を採用するという。
今回の公演は、ナショナル・パブリック・ラジオにより生放送された。


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