新着ニュース 60年代初期にハンブルグでビートルズと交流をもったアーティスト、クラウス・フォアマンがマシュー・ストリート・ギャラリーで作品展を開催している。 ポールは作品展オープンの2時間前に、古くからの友人であるクラウスにあてて、お祝いの花束とメッセージを贈ったそうだ。「君はリバプール市民ではないけれど、君はすばらしいよ。クラウス。」ポールから贈られたメッセージにはこう記されていた。 ロンドンへ飛んだクラウスは、アップル・レコードを訪ね、その場のスタッフにこう語っている。「花束を贈ってくれたポールの親切に感謝している。作品展をオープンしたこの日、リバプールは僕にとって忘れられない場所となったよ。あそこはハンブルグにどこか似ているんだ。僕の作品展はやはりここに来なければならなかったんだね。」 作品展は無料で、7月22日まで開催。ハンブルグ時代、カイザーケラーとスター・クラブで演奏していたときのビートルズをモチーフとしたアート作品が展示されている。 マシュー・ストリート・ギャラリーのメリッサ・ストレイは「ビートルズ・ファンなら、あのコレクションを見なきゃだめね。」という。また、「私達は、クラウスの世界的に有名な作品をここに展示し、このような大成功を収めることができたことを誇りに思っているわ。ビートルズのハンブルグ時代は、いつもファンに囲まれて大人気だったそうよ。クラウスの作品展は、私達にとって初めての大きな展示会だったのよ。これからも、同じくらい大きな意味を持つビートルズの展示会を持てるようになれたらいいわね。」と語っている。 ミュージシャンでグラフィック・アーティストでもあるクラウスは、ビートルズのアルバム『リボルバー』のジャケットをデザインした人物であり、また、その白黒作品でグラミー賞のアルバム・デザイン賞を受賞している。さらに、90年代には、ビートルズ・アンソロジー・コレクションのためのアートを手がけている。 ベーシストとしての彼は、ジョンのプラスティック・オノ・バンドや、リンゴ・スター、ジョージ・ハリスンとともにプレイし続けている。ハリー・ニルソンやカーリー・サイモンも彼をベーシストとして採用している。
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