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世界中で最も貴重なレコードのレプリカが発売


ビートルズの最も貴重なレコードのレプリカを入手することができる。クォリーメンが1958年にPercy Phillips(パーシー・フィリップス)のホームスタジオで録音した78回転レコードだ。‘That'll Be The Day’(バディ・ホリーのカバー曲)と、マッカートニー/ハリスンの‘In Spite Of All The Danger’の2曲が録音されている。当時のクォリーメンのメンバーは、ジョン・レノン、ポール・マッカートニー、ジョージ・ハリスン、そしてコリン・ハントン。世界中に1枚しかないこのアセテート盤は、その後、ピアノプレイヤーのJohn Duff Lowe(ジョン・ダフ・ロウ)の所有物になった。
ロウはこの貴重なレコードを1981年、サザビーズのロック&ポップ・オークションに出品したが、ポールは競売をやめさせて自ら買い取った(値段は不明)。ポールに渡す前に、ロウはオリジナル・レコードの写真を何枚か撮ったという。レプリカにはこの写真が使用されている。

ポールは自分でコピーを制作し、ジョージ・マーティンをはじめ何人かの友人に渡しているが、81年以降、オリジナル・レコードを見たものはいない。クォリーメンの‘That'll Be The Day’と‘In Spite Of All The Danger’は“Anthology 1”アルバムに収録され、初めて公開されたが、‘In Spite of…’はオリジナルの3分半から2分27秒にカットされていた。 レプリカは、レコードの溝までオリジナル盤とそっくりに制作されているが、著作権の問題で曲は収録されていない。A面とB面の2枚のレプリカ・レコードが、ゴールドのフレームに収められ、短い説明と本物であることを証明するロウのサインが記されている。
「さらに、クォリーメンと演奏し、曲をレコーディングしたときの私の体験談を吹き込んだCDがもれなくついています」とロウは言う。レプリカの入手方法は、www.quarrymen.netを参照


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