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George Martin (ジョージ・マーティン)、ハーバード大で講演


「最初ビートルズのデモ・テープを聴いたとき、特になんとも思わなかった」
George Martin(ジョージ・マーティン)は15日の夜、ハーバード大学のSanders Theatre(サンダーズ・シアター)で講演でこう語った。

マネージャーのBrian Epstein (ブライアン・エプスタイン)はビートルズにぞっこんで、ジョージ・マーティンに積極的にアピールしたという。
「最終的には私もぞっこんになりました」とマーティンは言った。

ジョージ・マーティンは彼がプロデュースし、ビートルズの分岐点となった”SGT. PEPPER’S LONELY HEARTS CLUB BAND”の制作秘話をビデオを使用してマルチ・メディアの手法をもちいて講演を行った。聴講客は1150人、ほとんどが中年で、その中にはAerosmith(エアロスミス)のメンバー、SteveTyler (スティーヴ・テイラー)とJoe Perry(ジョー・ペニー)も出席していた。

彼の講演ではユーモラスな話も紹介された。’A Day In The Life’のレコーディング秘話にはみながひきつけられたようだ。彼とオーケストラの弦楽器メンバーはフォーマルな格好をしているのに、ビートルズの4人はシャボン玉を飛ばし、火花を散らし、風船と謝肉祭のグッズの間を走り回っていたという。

講演のハイライトは、あのロックの歴史に君臨する精巧で音質豊かなアルバムがどうやってシンセサイザーもコンピューターもなしに、1本のマイクだけで録音されたのかという、深い話をしたところだった。「テープ・シンセサイザーはありませんでした。いちかばちかだったのです」。ビデオ・クリップや、ポール、ジョージ、リンゴとのインタビューの上映もあった。
ビートルズ収録曲のレアなナンバーを演奏し、よく知られたビートルズの曲(’She's Leaving Home’ や’Strawberry Fields Forever’)がどう進化をなしたかを示した。


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