新着ニュース


ポール、今週はボンベイへ


インド『タイムズ』紙によるとポールは先週からインド、ニューデリーをヘザーと訪れているが、今週はボンベイを訪れる予定だ。
ヒンドゥー教の大会「クンブ・メラ(Kumbh Mela)」に参加するため先週からニューデリーに滞在中のポールだが、国際的にも名高いシタール演奏家で、かのウスタド・カーンの甥にあたるニシャト・カーンの招待を受けて、今週ボンベイ入りするとのこと。ポールとカーンは長年にわたり親交があるという。また『ボンベイ・タイムズ』紙によると、今回ポールが宿泊するのは市内にあるサウス・ムンベイ・ホテルで、滞在中はインド映画のセットなどを見学しに行くのではとみられている。また“ビートルズ 1”がインド国内でも話題になっていることから、今回のポールのインド訪問は注目を集めているとのこと。
ビートルズにとってインドは、60年代に遡ったころから長い間密接な関係にある。特に瞑想修行と俗世間からの逃避を目的にメンバー全員がマヘシ・ヨギ(インド哲学家)のもとで合宿生活をしたことや、シタール演奏家ラビ・シャンカーとの音楽的なつながりは有名だ。もうひとつポールとインドの間には忘れられない因縁がある。それは今から34年前の1966年、「ポール死亡説」という噂が世界中を騒がせたときのこと。インドのメディアは、のちに「生きた姿」を見せたポールと、彼のヒンドゥー教・輪廻転生の神「カリ」に対する信仰をいろいろと結びつけて書きたてたのである。これは今もインド国内で語り草となっている話らしく、しかも今回「生身」のポールがインドの土を踏むということで、インドではふたたび彼への関心がいろいろな面で高まっているようだ。


[新着ニュース一覧にもどる]