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ギターリストのチェット・アトキンスが亡くなる


ジョージ・ハリスンが大きな影響を受けたというギターリスト、チェット・アトキンス(Chet Atkins)が死亡した。77歳だった。自宅で死亡したアトキンスは、70年代には大腸癌を患い、1997年には脳腫瘍を取り除く手術を受けていた。
1966年の彼のアルバム“CHET ATKINS PICKS ON THE BEATLES(チェット・アトキンス・ピックス・オン・ザ・ビートルズ)”のライナー・ノーツのなかで、ジョージは、「僕はずっと前から、彼をミュージシャンとして賞賛していた。17歳の僕にとって、アトキンス氏のすばらしさは、彼がどんなタイプの音楽をプレイできるということだけではなく、彼の説得力のすごさにある。このアルバムを聴いていると、このアルバムに収められている曲は、彼が頭のなかで考えていることを、特別に表現しているように感じられる。アーティストとしての彼の高貴さを証明しているのではなく、‘Yesterday’に完全になりきって演奏しているということだ。チェット自身が、フル・オーケストラとともに演奏する一流の歌手として知られている誰よりも、その域を越えて、演奏しているのだ」とアトキンスを絶賛していた。
アトキンスは、ギターで75以上のアルバムをレコーディングした。その売上は7,500万枚以上にもなる。彼が演奏した何百というヒット・レコードのなかには、エルビス・プレスリーの‘Heartbreak Hotel(ハートブレイク・ホテル)’、ザ・エバリー・ブラザーズ(The Everly Brothers)の‘Wake Up Little Susie(ウエイク・アップ・リトル・スージー)’などがある。


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