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ジョージの訴えが却下


『セント・ルイス・ポスト・ディスパッチ(St. Louis Post-Dispatch)』紙によると、ジョージ・ハリスンが起訴した、彼の元マネージャー、オブライエン(OユBrien)による破産宣言への異議申し立てをセント・ルイスの裁判官は却下した。
ジョージは法廷に現れず、アメリカの破産専門の裁判官バリー・シャーマー(Barry Schermer)は、ジョージが供述のための出廷の命令を故意に無視したとして、ジョージが体調のため法廷へ出席できないというジョージの弁護士が提出した嘆願を拒否した。
ジョージはカリフォルニアで、オブライアンをマネージャーとして不当な任務を遂行したとして1,100万ドルの裁判を起こし、1996年に勝訴した。被告が破産宣告をすると、この賠償金支払の無効が認められることになる。
この裁判は1973年にさかのぼり、ジョージのマネージャーであり、ハンド・メイド・フィルム(HandMade Film)のパートナーだったオブライエンの不当な任務を申し立てたものだった。ハンド・メイドは、モンティー・パイソンの映画、『ライフ・オブ・ブライアン(Live of Brian)』と『ウイズネイル(Withnail)』をプロデュースしたことで知られている。『コールド・ドッグ・スープ(Cold Dog Soup)』の映画の損失により、ジョージはオブライエンを訴えたのだ。
ジョージの弁護士は、オブライエンの代理人からの質問に対し、ジョージは病気のため宣誓証言ができないと証言した。しかし、法廷の調査書類にはオブライエンの破産に対する異議申し立てを立証するため、ジョージが7月10日に供述する予定だったと書かれており、証言供述が行なわれなかった3日後、シャーマー裁判官は、ジョージの訴えを却下する指示を出した。裁判官はジョージが、証言をするという命令を「無視」したのは、明らかに「故意」の行動であると書いている。
オブライエン側の弁護士は、5月に予定されていた証言供述の前日、ジョージが彼の息子の大学卒業式に出席するため、イタリアのトスカーナから、アメリカ、ロード・アイランド州のプロビデンスへ向かったことを立証していた。
ジョージの弁護士は、供述証言は息子の卒業式に出席するよりも数倍過酷であると、法廷の書類中で反論している。


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