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ポール『ドライビング・USA』ツアー〜コンサートのオープニング


コンサートが始まる前、会場では60年代のようにお香の香りが漂っている。グッズ売り場は盛況で、Tシャツ、帽子、ベースボール・シャツ、‘ドライビング・レイン’のCD(新しくデザインされたケース入り)、それにツアー・プログラムも売られている。

開演前には‘ジャンク(Junk)’のインストルメンタル・バージョンや、‘リバプール・オラトリオ(Liverpool Oratorio)’など、ポールの手がけた様々な音楽が流れている。
そして、突然に、それまで流れていた音楽がドラムのビートに変わり、19世紀風の衣装など、様々なコスチュームを着た男女が、一斉にどこからともなく現れ、ステージに向かって歩き始める。その後、アリーナ中に、民族的な衣装を身に着けた人たちが現れ、スポットライトを浴びる。ステージ上で、彼らは、ダンスを始め、それはまるでサーカスように見える。
そして、大きなビデオ・スクリーンが突然白くなり、ポールのへフナ−が映し出され、ポールのシルエットが映る。観客は沸き上がり、ステージにあった青い幕が引かれ、バンドが現れる。
そして、1曲目の‘ハロー・グッバイ(Hellow Goodbye)’が始まる。


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