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ポール、ツアーの焦点は「喪失」ではなく「喜び」と語る


ポールは5月12日のアトランタ、フィリップス・アリーナでの『ドライビング・USA』ツアーのサウンド・チェックとショーの合間にインタビューを受けた。
まず、9月11日の同時多発テロを受けてかかれた曲‘Freedom’について「僕は平和主義者だ」とポールは語り始めた。
「でも攻撃を受けたらとても難しい状況に立たされるだろう。もしヒトラーがイギリスに侵入を開始したときに僕が僕の父親ぐらいの年だったら、武器を捨てずに平和主義者として拘置されただろう、と僕は60年代にでさえ言っていた。僕は守らなければならない家族がいるんだから」。
さらにポールは続ける。「自由とはアメリカのすばらしいもののひとつだ。世界中からたくさんの人々が、圧制的な制度から逃れ、新しい人生を始めるために来ているんだ」。

『ドライビング・USA』ツアーでは、ジョン、ジョージ、リンダへのトリビュートがショーの中に含まれている。
「難しいことだが、いい方法だ。僕は光栄にも彼らと出会い、人生の一部をともに過ごすことができた。リンダと30年間の結婚生活に恵まれ、ジョン、ジョージとの出会いに恵まれ、とても長い間いっしょに仕事することができた。そう思うと喜びがわきおこる。それに、僕は失った人々を忘れてはならないが、喜びに目を向けなければならない。僕には多くの喜びがあった。僕は恵まれた男だ」。
また、ポールはお気に入りの曲のひとつとして、‘Yesterday’を演奏している。そして‘Maybe I'm Amazed’と‘Here,There and Everywhere’の2曲の名前もお気に入りの曲として挙げている。ラブ・ソングの名曲だ。さらに、ポールはツアーについて「デリシャスだ。観客もすばらしいし。バンドはほんとうに華やかだよ」と語った。

ポールは自分のことを、「ビートル」、「動物愛護家」、「ナイト」、「20世紀もっとも成功した作曲家」と言われるよりむしろ、「いいやつ ―少しずつあれこれやったいいやつ」として記憶されたいそうだ。
「僕は昔、『笑顔の人』と言っていたんだ」とポールは笑った。「それもまだ真実だね」。


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