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ヨーコ、イギリスで対話型アートを展示


イギリス『ウェスタン・モーニング・ニュース』紙によると、オノ・ヨーコはイギリス、エクセターのプレストン・ストリート(Preston Street)にあるSpacex Galleryで、3つの対話型アート作品を出品する予定。
そのうちのひとつは電話で、彼女がアメリカの自宅から定期的に電話をかける作品。その電話に出た人と彼女がおしゃべりをするというもので、ジョン・レノン・ミュージアムに展示したある作品と同じコンセプトのもの。
ヨーコは「対話型の作品を置き、私が電話をかけたときに電話に出ただれとでもコミュニケーションをとりたいと思ってます。作品を通じてエクセターの人々と話ができるのはすばらしいです。(エクセターからは)たくさんの愛を感じています」と語った。

同ギャラリーの展示企画者キャロライン・モーズレー(Caroline Mawdsley)は「ヨーコのような有名人の作品を展示するのはすばらしいことです。私たちはジュネレータ展示の一部として彼女の作品を招致しました。彼女はこのような芸術が創設された1970年代の活動の一部だったからです。彼女はとても参加を喜んでくれました。とても双方向性のある作品です。鑑賞するだけでなく触れて使うものなのです」と語った。

ヨーコはまだ同都市を訪れてはいないが、もし彼女の作品が永久展示され、『ウィッシュ・ツリー(wish tree)』を植えることになれば、訪問するかもしれないという。
モーズレーは「現在植樹を行なえる場所を市内で探しています。ヨーコは『ウィッシュ・ツリー』に市民が参加することを非常に望んでいます。市民が望むのであれば、市議会に話を持ちかけます。彼らはすでにこの企画に非常に熱心であることを表明しています」と語った。
『ウィッシュ・ツリー』とは、夢や願いをその幹にささやくというもの。ヨーコはすでにアメリカのデトロイトに1本の木を植えた。彼女は「『ウィッシュ・ツリー』がネガティブな考えから自己を解放することを助けるのです」と述べた。
同ギャラリーでは『ウィッシュ・ツリー』を試行し、願いを書いた紙を枝にぶら下げられるようにしている。同ギャラリーのアート・ディレクターであるトム・トレバー(Tom Trevor)は「永久に植えられる木には、願いを樹皮にささやいてくださいと書いたプレートをつける予定です。ヨーコがささやくいちばんめの人になってくれるといいのですが。展示中の木は多くの関心を集め、色々な願いが捧げられました」と語った。
ギャラリーにある木はオリーブの木だが、ヨーコと展示企画者はどの種類の木を永久に植えることにしたいか、一般の投票で決めたいとしている。
トレバーは「ヨーコのニューヨークのアシスタント、ジョン・ヘンドリックス(Jon Hendricks)は、果実の木がいいのではと考えました」と付け加えた。


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