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ジョンがポールを救った瞬間


『ディス・イズ・ロンドン』によると、ジョンは地下鉄の駅の屋根から落ちそうになったポールを助けたことがあるという。
写真家トム・マーレイ(Tom Murray)は、写真家ドン・マックリン(Don McCullin)に同行し、ニュー・アルバム(『ホワイト・アルバム』)のカバー用にビートルズを撮影した。
当時25歳だったトムは、「ポールは地下鉄の駅(オールド・ストリート駅)の屋根から落ちそうだった。ジョンがポールをつかんで彼を助けたんだ。ほかのメンバーも反応して、おたがいをしっかりつかんでいた。やらせじゃないよ、20フィートの落差があったからね。そのあとで、ジョンが突然倒れたんだ。ほかのメンバーは心配そうに彼を見下ろし、ジョンが大丈夫か確かめていた。でもそれはジョンがジョンらしくしただけだった。彼らは撮影に飽き飽きしており、1日で終らせてしまいたかったんだ。ドンはバンドを撮影すると言っていたけど、どのバンドか教えてくれなかった。ドアが開くとポールがいて、やっと(バンドがビートルズだと)わかったんだ。彼は‘Lady Madonna’を歌っていたよ」と振り返った。

◆トム・マーレイ『ザ・マッド・デイ:サマー・オブ・68(The Mad Day: Summer of '68)』展
リバプール、マシュー・ストリート・ギャラリー(Matthew Street Gallery)にて、4月24日から5月18日まで。


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