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リバプール、2008年欧州文化首都に決定


ICリバプールによると、6月4日、英国政府は2008年の欧州文化首都に、ビートルズの故郷リバプールが選ばれたと発表した。ジョウェル英文化相が記者会見で明らかにした。
文化首都に選ばれた地を訪問すると約束していたジョウェル文化相は、4日午前8時、6枚の電車の切符をポケットに入れて登場。切符はそれぞれ候補地となったリバプール、オックスフォード、バーミンガム、ニューカッスル、ブリストル、カーディフ行のもの。午前8時10分、文化相は5枚の切符を破棄し、1枚の切符だけを残した。―リバプール行の切符だった。発表の瞬間、リバプール市長マイク・ストーリーらは両手を挙げて歓声を上げ、喜びを表した。
欧州文化首都は、欧州連合(EU)が加盟各国の中から、芸術・文化関連行事を開催する都市を交代で選ぶ制度で、英国からは1990年にグラスゴーが選ばれ、観光振興と雇用創出で大きな成果を挙げた。リバプールは2008年までに1万4,000人の雇用創出と2億ポンドの観光収入を見込んでいる。
ジョウェル文化相は、文化首都の任命を確証するブレア英首相からの手紙を持ってリバプールを訪問する予定。


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