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ヨーコが平和を願って『カット・ピース』再演 続報


AP通信によると、オノ・ヨーコは世界平和を願い、9月15日パリのラヌラグ劇場で39年ぶりに『カット・ピース』の再演を行なった。
70歳のヨーコはひとりでステージ上の椅子に座り、観客に自分の衣服を切り取り、それを愛する人に送るように指導。約200人の観客は順番にステージに上がり、ヨーコの長い黒のシルクのスカートと揃いの長袖の上着を切り取った。観客の中には息子ショーン・レノンの姿もあった。
約1時間のイベントが終わると、黒い下着姿になったヨーコは、助手がバスローブを持ってくるまで、座ったままの状態だった。
公演後、ヨーコは「世界平和を想像してごらんと言うために、そして『アイ・ラブ・ユー』と言うためにここに来ました。平和な世界を築きましょう。これらのことが役立つよう願っています」と述べた。
『カット・ピース』で他人にはさみを持たせ自分に近づかせることで、ヨーコは、今が「おたがいを信頼することが大切な時」であることを示したかったという。
また、パリ現代美術館では9月28日より、ヨーコの『ウィメンズ・ルーム』展が開催されるという。


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