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ジョージ“SOMEWHERE IN ENGLAND”はオリジナル・ジャケットに


再発売されるジョージ・ハリスンのアルバム6作品のうち、『想いは果てなく 〜母なるイングランド(SOMEWHERE IN ENGLAND)』は、1981年にリリースされたときのジャケットではなく、当初使用を予定されていた白黒のオリジナル・ジャケットで発売されることになった。
このアルバムは当初、ジョン・レノンの『ダブル・ファンタジー』と同時期の80年11月に発売が予定されていた。収録曲もジャケットも決まっていたが、レコード会社がジョンのアルバムと発売時期が重なるのを避けた方がいいと判断したうえ、サウンドが控えめで商業的ではないからもっとノリのいい曲を収録するようにと、ジョージに4曲の差し換えを要求した。発売は延期され、ジョージが再びスタジオに入ろうとした矢先にジョンの訃報が入った。
ジョージは、リンゴ・スターに提供した曲の歌詞を書き換え、すでにリンゴが録音済みだったトラックに自らのボーカルを加えて1曲として仕上げた。それがジョンへの追悼歌「過ぎ去りし日々(All Those Years Ago)」となった。のちにポール・マッカートニーの協力を得て、この曲はジョージ、ポール、リンゴの3人による唯一の共演ナンバーともなり、ジョージにとって久しぶりの大ヒット・シングルとなった。
「過ぎ去りし日々」のほかに、レコード会社の商業主義を批判した「ブラッド・フロム・ア・クローン」、「ティアードロップス」、「ザット・ホウィッチ・アイ・ハヴ・ロスト」が新たに加えられ、ジャケットもカラー写真に変更されたが、今回の再発にあたり、当初予定されていたオリジナルのジャケット・デザインに戻されることになった。

また、ボックス・セット『THE DARK HORSE YEARS, 1976-1992』の日本輸入版が発売されることになった。この日本輸入版には、日本語解説が付く。

詳細は、東芝EMIのHPで。
http://www.toshiba-emi.co.jp/beatles/news/news20040123.htm


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