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ミュージカル『レノン』ついにワールド・プレミア公演初日

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4月12日、サンフランシスコのオルファーム・シアター(2,203人収容)で、ジョン・レノンの生涯を綴った初の公認ミュージカル『レノン』がワールド・プレミア公演初日を迎えた。9人の役者が常にステージで様々な役に扮し、一度にジョンが4人登場したり、黒人のジョンや女性のジョンなど、集まった観客ひとりひとりのような、人種も国籍も性別をも超越したジョンが登場する斬新な演出。観客各々が胸に抱くジョンが甦り、感動のあまり涙する観客も。女性だけで構成されるビートルズや、エルトン・ジョンと共演したマジソン・スクエア・ガーデンの再現、さらにはジョン自身がコンサートで演奏しているのを観ることができない“DOUBLE FANTASY”収録曲でのコンサートなど、様々な形式、アレンジでジョンの曲を聴かせてくれるのもファン泣かせだ。使用されている楽曲は、プログラムの公式演奏リストには28曲と発表されているが(リプライズ含む)、鼻歌まじりに歌われる曲(‘The Luck Of The Irish’)や、イントロのみだが‘A Hard Day's Night’、ジョンの‘I'm Losing You’とヨーコの‘I'm Moving On’が同時にデュエット形式で演奏されるなど、10人編成からなるバンドが常時ステージにスタンバイし、盛りだくさんに本格的な演奏を聴かせてくれる。さらに、このミュージカルではジョンの未発表曲‘India, India’(ビートルズでのインド訪問を回想する穏やかな曲)、‘I Don't Want To Lose You’(ヨーコを失う不安を歌った感動的なバラード)も演奏された。予告されていたジョンがリンゴにプレゼントした‘Cookin' (In The Kitchen Of Love)’は演奏されなかった。
バック・スクリーンや前方スクリーンではジョンの写真や映像も映し出され、ラストの‘Imagine’の映像では、観客がジョンに「Thank You!」と拍車喝采を送った。
7月7日からのニューヨーク・ブロードウェイ公演にはBCC旅行団も参加する。

〈構成〉
Act1
ジョン誕生〜ポールとの出会い〜母の死〜ビートルズ〜ヨーコとの出会い〜ベッド・イン〜キリスト発言〜インド修行

1. Imagine
2. Mother
3. Working Class Hero
4. Money (That's What I Want)
5. Twist And Shout
6. Cold Turkey
7. Oh My Love(Instrumental)
8. Real Love
9. The Ballad Of John And Yoko
10. Clippled Inside
11. Give Peace A Chance
12. Woman Is The Nigger Of The World
13. Instant Karma!
14. India, India(未発表曲)
15. God
16. New York City

〜15分間休憩〜

Act2
ニューヨークでの政治活動〜失われた週末〜マジソン・スクエア・ガーデン〜ショーン誕生〜ダブル・ファンタジー〜ジョンの死

1. Power To The People
2. Attica State
3. Gimme Some Truth
4. I'm Losing You/I'm Moving On
5. I'm Stepping Out
6. I Don't Want To Lose You(未発表曲)
7. Whatever Gets You Thru The Night
8. Woman
9. Beautiful Boy (Darling Boy)
10. (Just Like) Starting Over
11. Grow Old With Me
12. Imagine
13. Give Peace A Chance(Reprise)


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