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ジョン殺害犯の告白を放送へ


米NBCテレビは、2時間のドキュメンタリー番組で、ジョン・レノンを射殺したマーク・デービッド・チャップマン受刑者のインタビューを放送することを明らかにした。
インタビューは1991年と1992年に同受刑者の収監先であるニューヨークのアッティカ刑務所で行なわれたもので、全容が放送されるのは初めて。その中で同受刑者は「射殺は完全に強制されたものだった。私は自分を救うためにはこれしかないのだと確信した。そう、100%の確信だった」、「私はまるで列車のようだった。停車することのない暴走列車のようだった。何があっても私を止めることはできかっただろう」などと語っている。
さらに、チャップマン受刑者は犯行に及んだ心の動きを詳しく説明している。「いわば、世界を鎖につなぐことに成功した連中がいた。でも、私はその鎖にはつながっていなかった。私は人格を持たない人間だった。すると、私の内部で何かが破れた。私のアイデンティティーはジョン・レノンを殺害することで発見されると考えた。そう、これが彼なんだ。信じがたい感情だった。頭の中で声が聞こえた。声は『やれ、やれ、やれ』と繰り返した」
同番組は11月18日放送予定。


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