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ジョンが通った校舎、売却か?


ICリバプールによると、ジョン・レノンが通ったリバプール・カレッジ・オブ・アート(ホープ・ストリート68番地)の建物が売却される可能性が出てきたという。
ジョン・ムーアズ大学は2300万ポンドを投じてメトロポリタン大聖堂の横に新しくアート&デザイン・アカデミーを建設する計画を進めており、それにともない、ジョンの母校を含む4つの建物を売却する方針を立てている。
これに対して、文化財保護の専門家は同大学の学長に建物の売却中止と今後についての話し合いを求めた。
リバプール・ヘリテッジ・フォーラムのアンドリュー・ピアース会長は「この建物が売却されれば、リバプールの芸術的評価は深刻なダメージを受けてしまうでしょう。この件はこの街の印象を決定づけてしまうほど重要だと個人的に確信しています。特に今はキャピタル・オブ・カルチャーや市の700周年を控えていますから」と語った。
現在この建物を住居に改装するという案があるそうだが、ピアース氏はもしそうなればこの建物にとっての悲劇だと言う。「この特別な建物は保存され、将来の学生に示す見本として使われるべきです」
一方、同大学のスポークスマンは「売却については、まだ決定したというわけではありません。この建物に限らず、大学にはあまり感傷的に対処する余裕がありません。それに残念ながらホープ・ストリート68番地ではもはや、現代の学生の高水準な要望に添うことはできないのです。大学にとっても、リバプールにとっても、これからもずっと特別なものであることに変わりはありません。今後どのような形で使われるにせよ、この建物は主要なランドマークであり続けるでしょう」と述べた。


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