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ポール、氷上でアザラシ猟に抗議

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3月2日、カナダで毎年行なわれているアザラシ猟の解禁を前に、ポール・マッカートニーとヘザー・ミルズが、小アザラシを見にノバスコーティアを訪れた。目的はアザラシ猟を止めようとしているふたつの動物愛護団体の仕事に注目を集めるため。
ポールは「アザラシが毛皮目的のために殺され、周囲一帯が赤い血で染まるということは、今日あってはならないこと」と語った。
カナダ政府の許可を得て年に1度解禁されるアザラシ猟では、年間30万頭におよぶアザラシが狩猟の対象となっている。しかし、無抵抗のアザラシをこん棒で殴ったり、射殺するようすなどが公開され、カナダ製品のボイコットが起きるなど国際的な非難が高まっている。
一方、カナダ政府はアザラシ猟について、地元経済を活性化し、増え続けるアザラシの数を抑制するために必要だとしている。アザラシ猟団体は、ポールなどの有名人が、アザラシ猟について何も知らずに批判していること、みずからの価値観をカナダ北部の住民に押し付けていること、愛護団体がマスコミの注目を得るために有名人を使っていることなどを批判した。
しかし、ポールは以前から、当時カナダ首相だったマーティン氏にアザラシ猟を禁止するよう懇願する手紙を送っていたことが明らかになっている。
ちなみに、ポールは帰国後少し体調をくずしたが、現在は回復し自宅のスタジオにてスタジオワークに熱心に取り組んでいる。


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