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ポールとヘザー、アザラシに触れ、法に触れる


ポール・マッカートニーとヘザー・ミルズは、3月2日にアザラシ猟の禁止を訴えるためカナダ東海岸沖を訪れたが、その際アザラシに触れてしまい、カナダの法を犯す結果となってしまった。
しかしカナダの水産当局は罪には問わない方針。「時速制限50キロのところを51キロで運転するようなもの。起訴するのは税金の無駄」と、マグダレン諸島水産省のロジャー・サイモンは語った。もし起訴した場合、ふたりがアザラシに危害を加えたことを立証しなくてはならず、小アザラシに軽く触れただけでは長期的な害はないことは科学的に証明されている。
また、なでた小アザラシに噛み付かれそうになったヘザーだが、歯のないタテゴトアザラシで運がよかったとサイモンは語る。もしそれがハイイロアザラシであれば、鼻に噛みついて離さなかっただろうとのこと。
たくさんの有名人が訪れるのを見てきたサイモンだが、ポールのアザラシへの理解度は特に低いと思ったと語っている。その知識では、ニューファンドランド州知事のダニー・ウィリアムズとのテレビ討論会では歯が立たないだろうとのこと。彼はアザラシ狩りに対するポールの知識を、「HSUS(ポールの訪加をオーガナイズした団体)の洗脳によって得られたにわか知識」とまで称している。


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