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ヨーコ、「今でもジョンの死を克服できない」


オノ・ヨーコは、6月23日にロンドンの外務連邦省で行なわれた国際未亡人デーの会議で、世界中の未亡人が置かれている厳しい状況を強調した。ヨーコはジョン・レノンが殺害されてから25年経つ今でも、夫の死を克服できていないという。
「夫がなくなって25年が経つ今も、そのことを受け入れることができません。これは私だけでなく、父の死について苦しみ続けている息子についても同じです」
「未亡人であることは、自分がその立場になってみるまで考えたことがなかったことは事実です。それは単に、未亡人のことについて語られる機会が少ないからでもありました。とくに社会問題として語られることは少ないですので。未亡人について語ることは、セックス、金、政治以上に社会的にタブーなのです」
ジョンが殺された当時、5歳だった息子が父の死に打ちのめされたのを見たヨーコは、自分自身がこの事実に打ち勝つために「強く」ならなければならないと即座に悟ったという。
「未亡人たちが直面している問題は社会全体にとっての問題でもあるというメッセージを、みんなが受け取るべきです。これはくさいものに蓋をすべき問題ではありません。未亡人たちにチャンスを与えましょう」
この会議には元アメリカ合衆国ファーストレディのヒラリー・クリントンと、トニー・ブレア英首相夫人シェリー・ブレアも招待されていた。会議後半では、国際未亡人デーを支持するイギリス拠点の慈善団体ルーンバ・トラスト代表が登場した。ルーンバ・トラストは、インドとそれ以外の世界中の貧しい未亡人の子どもや孤児への援助を行なっている。
会議のあとにはロンドンのトラファルガー広場でボリウッド・コンサートが開催され、インドのトークショー・ホストのシェカール・スマン、女優カシュミラ・シャー、歌手のソフィア、スニディ・ショーハン、ジャジーBが登場した。


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