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ジョージの盗まれたテープ


ジョージ・ハリスンの妻オリビアは、ジョージが所有していた値がつけられないほど貴重だと言われるビートルズのテープがスタジオから盗まれた事件の裁判に証人として呼ばれている。
そのテープとは、1969年アビイ・ロード・スタジオで行なわれた「ゲット・バック・セッション」のもので、1970年代に盗まれ、2003年にアムステルダムで行なわれた秘密捜査で応酬された。盗まれたものの中には、ほかにも数々のビートルズ関係の貴重な品々や、ジョージのパスポートも含まれているという。
イングランド中南東部のバークシャー州スラウ出身のナイジェル・オリバー(55)と同じくバークシャー州クロウソーン出身のコリン・ディロン(39)は、窃盗と盗んだ品を25万ポンド売ろうとしていたとして告訴されており、ロンドンのサウスウォーク刑事裁判所に出頭する予定。
ゲット・バック・セッションとして知られる504本のテープからは、17枚のCDができる十分な量があると警察はコメントした。
これらのテープをマスターにした海賊盤がイギリス、ヨーロッパ、アメリカでここ30年にわたって出回っていたとのこと。
アップル・コープス代表のニール・アスピノールは先日、サウスウォーク刑事裁判所に、これらのテープは1970年の映画『レット・イット・ビー』に使われるはずだったと述べた。
ニール「これらのテープは非常に商業的価値が高い。80時間以上におよぶビートルズのレコーディングのようす、そしてさまざまなおしゃべりが録音されている。普通のセッションでは録音されなかった、たくさんの貴重な事柄や音楽が詰まっている。たとえば、200曲のカバー曲が収録されている」


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