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ジョンとヨーコが出演したトーク・ショー司会者が死去


8月11日、ジョン・レノンとオノ・ヨーコが出演したこともあるテレビ・ショーの司会者、マイク・ダグラスがパーム・ビーチ・ガーデンズ・ホスピタルで亡くなった。死因は不明。81歳の誕生日だった。
ダグラスのアフタヌーン・ショーは、昼のトーク・ショーの先駆けとなった番組で、1961年から1982年まで放映された。通常は90分番組で、全盛期には230都市で放送されたという。ダグラスのバラードとビッグバンドの歌唱スタイルと、ゲストにミュージシャン、コメディアン、スポーツ選手、政治家を招くのを売りにした番組だった。当時の大統領、元大統領、のちに大統領になった人物計7人や、プロゴルファーのボブ・ホープや子ども時代のタイガー・ウッズも出演していた。ピアニストのロジャー・ウィリアムスは常連ゲストだった。番組を訪れたゲストの数は約3万人におよび、ダグラスは6,000回のショーをこなした。
いつも温厚だったダグラスだが、1972年、ジョンとヨーコが似つかわしくないゲストと出演したときには、彼の冷静さが試されたと打ち明けている。ジョンとヨーコが選んだゲストのなかには、過激反戦活動家として有名なジェリー・ルービンもまじっていたからである。
「ルービンは私の神経を逆なでした。彼は大統領、国会、軍隊、警察などアメリカを表すものすべてを嫌悪しているようだった」
ダグラスはルービンと対立しはじめたが、ジョンが「親切で穏やかなホストという(ダグラス自身の)役目を理解してくれて、ジェリー・ルービンの発言の刺を抜いて、ユーモアを加えてうまくその場をあしらってくれた」とダグラスは振り返っていた。


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