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オスロの音楽祭でオノ・ヨーコの奇抜なステージ


8月9日から12日まで、ノルウェーのオスロで開催されたエーヤ・フェスティバルにオノ・ヨーコが出演した。
エーヤ・フェスティバルは3日間の音楽祭。小規模ながら、内容が充実していることでも有名。市の中心部近くの公園に3つのステージがひしめき合い、頭角を現してきた国際的ミュージシャンやノルウェーのトップ・アーティストたちがライブを繰り広げた。このフェスティバルのいいところは、巨大フェスティバルのようにもみくちゃになることなく世界的に有名なアーティストを観ることができることだという。
第1日目のメインステージのヘッドライナーはモリッシー。2日目は、USノイズのハイ・オン・ファイヤー、ホット・チップなどが出演。最終日は、キングス・オブ・コンビニエンスのアーランド・オイエのソロ・プロジェクト、ザ・ホワイテスト・ボーイ・アライヴ、レ・サヴィ・ファヴ、そしてノルウェーのポップクイーンであるメリット・ラーセンのあと、ヨーコのパフォーマンスが始まった。
ヨーコは今年たった1回となるこのヨーロッパの音楽祭でのパフォーマンスを‘Warzone’という2分間の激しい曲でスタートした。ヨーコは現在の世界情勢を反映して歌詞を変えていた。ヨーコは、赤いペンキを自分のジャケットに勢いよくはねかけ、ジョンがお気に入りだった‘Walking On Thin Ice’に突入した。ヨーコは歌詞を忘れてしまったが、歌詞を忘れるときはたいてい、「ジョンがいたずらして私に歌詞を忘れさせる」と語った。
ヨーコの激しいパフォーマンスで、喜ぶ観客もいれば、まゆをしかめる人もいたが、しかし、これは最近のロック・ミュージシャンが忘れかけている反骨精神だと評価を受けている。ラストはジョン・レノン スーパー・ライヴでもおなじみのオノ・コードのパフォーマンスで、ヨーコは観客とともにライトでコミュニケーションしながら‘Give Peace a Chance’を歌った。
ヨーコは「みんなを愛してるわ」と言ってステージを去った。


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