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トニー・シェリダン、ビートルズ・フェスでキレる!?


8月26日、トニー・シェリダンは、リバプールのビートルズ・フェスティバルのエンパイア・シアター公演にクオリーメンやドノヴァンとともに出演予定だったが、出演を拒否しそうになった。理由はビートルズ・キャバーン・シティー・ツアーのプログラムに、ユニオンジャックとともに彼の写真が載っていたこと。
現在ドイツに在住しているシェリダンは、アイルランド出身で、1967年から1969年までベトナムで米軍兵のために演奏していた。彼は米軍兵やベトナムの民衆の苦しみの両方にショックを受けた。その経験からシェリダンは、ベトナム戦争に対するイギリス政府のやり方に憤慨し、イギリス国籍を放棄してアイルランド国籍を取得したという経歴がある。
ジョン・レノンも1969年に、イギリスのベトナム政策に抗議しMBE勲章を返還している。
しかし、シェリダンはファンの期待を裏切ることなくステージに立った。「マイ・ボニー」を演奏すると観客はノリノリだった。歌う前に、この曲を速いテンポにアレンジしたときにコードを変えたエピソードを観客に説明した。
その後、クオリーメンが35分間演奏。‘In Spite Of All The Danger’‘Come On’や、‘Don't Be Cruel’などのエルヴィスのナンバーを演奏した。


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