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ビートルズの出演料がたった30ポンド


44年前の8月29日、ジョー・フラナリーとネムズ・エンタープライズのブライアン・エプスタインは、ビートルズの2時間半分のライブの出演契約を、たった30ボンドで交わした。その契約書原本がビートルズ博物館「ビートルズ・ストーリー」で展示された。
この契約は1962年8月29日に交わされた。内容は、1962年11月24日に、ノース・ウェールズ、プレスタティンのロイヤル・リドでの出演契約だった。ジョー・フラナリーは回想する。「ブライアンが契約書にサインしているところを思い出すよ。私たちはみんな、リバプールのホワイトチャペルにあるネムズ・レコード店の上にあるオフィスにひしめきあっていた。ビートルズは8月に契約に合意したが、11月に彼らのファースト・シングル‘Love Me Do’がチャートインした。ブライアンはロイヤル・リドの契約を取り消したくなった。もっと大きな会場に出演できるからだ。しかし私は契約取り消しを受け付けなかった。私たちはほかにもシラ・ブラックや ジェリー&ザ・ペースメイカーズといったリバプールの人気アーティストを扱っていたので、ビートルズの出演を取り消すことによって、それら人気アーティストもキャンセルすることを怖れたからだ」
契約書は‘Love Me Do’のオリジナルのレッド・パーロフォン・レーベルのシングルと並んで今日から展示される。2点ともジョー・フラナリーの厚意によるもの。
ビートルズ・ストーリーのディレクター、ジェリー・ゴールドマンは「驚くべきことは、1962年当時の30ポンドは、現在でもたった450ポンドの価値。ビートルズにしては大安売りだ」と語っている。


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