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レイキャビク・ピース・イベント速報

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ジョン・レノンの66回目の誕生日にあたる10月9日に、アイスランドの首都レイキャビクで、オノ・ヨーコは第3回目のレノンオノ平和賞の授与式とイマジン・ピース・タワーの起工式を挙行した。
レノンオノ平和賞の授与式は、東西冷戦終結のきっかけになった当時のアメリカのレーガン大統領とソ連のゴルバチョフ書記長の平和会談が行なわれた歴史的建造物であるホフディ・ハウスで開催された。内外の報道陣、関係者50名が見守るなか、ヨーコからフランスの紛争地への緊急医療チームとアメリカの人権を守る法曹団体にそれぞれレノンオノ平和賞と基金5万ドルが贈呈された(写真左)。
続いてヨーコは、午後4時からレイキャビク湾に浮かぶヴィーゼイ島に場所を移して、イマジン・ピース・タワーの起工式に臨んだ。そもそもこのイマジン・ピース・タワーの構想は、40年前にジョンとヨーコの対話の中から生まれたもので、2006年になって実現に向けて構想が発表された。
レイキャビクは首都として最も北に位置し、北極星を天上に戴くこの地こそがイマジン・ピース・タワーにふさわしいとヨーコが直感。人口わずか30万人、電力の99%が水力と地熱発電でによって供給されているため、壮大な大自然がいまだに残っている美しい国として知られている。
起工式は、地元の子どもたちが歌うアイスランド民謡の平和の歌から始まり、ヨーコが建設予定地に置かれた石のサークルを回って樺の小枝で清めるパフォーマンスを行なった(写真右)。その後、子どもたちと参加者が‘Imagine’を歌うなか、上空ではセスナ機によるスカイ・ライティングが行なわれ、大空に大きなハートが描かれた。
ピース・タワーは、世界を照らし、平和を導くヨーコの光のアート作品として来年に完成予定。地元レイキャビクでは、アート・ミュージアムとレイキャビク市が全面的に協力を表明し、文化環境省が認可して建設が始まり、1年後の2007年10月9日に完成式が行なわれるという。


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