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‘Mr Bellamy’ショート・ビデオ(翻訳も)


ポールが“MEMORY ALMOST FULL”に収録されている楽曲‘Mr Bellamy’について話しているショートビデオが“MEMORY ALMOST FULL”サイト〈http://www.memoryalmostfull.com/〉の「memory almost full」→「Watch」セクションに追加された。

〜'Mr Bellamy'について〜

ミスター・ベラミーが誰かって?
そうだね、これがどういう人物かは、全然知らないんだ。
もしかしたら、'When I am 64'の「チャックとデイブ」みたいな人物かもしれないし、「エリナー・リグビー」みたいかもしれないし、'Ob-La-Di Ob-La-Da'の「デズモンドとモリー」みたいな人かもしれない。わからない。単に考え出しただけなんだ。
名前が好きなんだ、ちょうど僕がオリバー・ツイストなんかを引用するようにさ。フェイギン(オリバー・ツイストの登場人物)とかさ。
僕はキャラクター名をつけるのが好きなんだ、うまくまわるように名前を考え出すのがね。
この曲はまずピアノ・リフがあった。
曲はそれから始まるんだ。
それで、僕はこのピアノ・リフが浮き立つようにしたかったんだ。
それが出だしなんだ。
I'm not coming down
トゥクトゥクトゥクトゥク(ピアノを弾く真似)
No matter what to say
トゥクトゥクトゥクトゥク
I like it up here
トゥクトゥクトゥクトゥク…

時々、どう行けばいいかわからなくなる。そんな時、僕はベースとなる言葉を意識するんだ。
「I'm not coming down」
誰がそう言ってるのかな? 
それで、僕は頭のなかで思い描く。この場合は、ニューヨークかどこかの超高層ビルに座り込んでいる人。そして、通りには大勢の人がいる。レスキュー隊やら精神科医やらがマイクで「大丈夫だ!飛び降りるなよ!」と言ってる。で、「飛び降りろ!」って言ってる人なんかもいて。
それで、その彼に合う名前をつけた。名前をいろいろ考えて、ベラミーはなんだか飛び降りてしまうかもしれない名前かなってね。
あとは、ストーリーに沿って作った、多くのオペラのようにね。
「よし、ミスター・ベラミー すぐに君を降ろしてやるぞ(All right Mr Bellamy / We'll Have you down soon)」レスキュー隊員が声をあげてる。
後にあるのは、精神医学者の見地さ。
「彼は妄想にとりつかれた状態で、近頃変な気分だったのも不思議はない」
最後は、僕にとってはね、カメラのプルバック(引き)みたいな感じ。ベラミーが、雲の変化を楽しみながら、角のところに座ってて、みんなの様子を眺めている。そして、プルバック(カメラをひく)。
こんなかんじで、僕はこの曲を作ったんだ。映画みたいにね。


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