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イマジン・ピース・タワー点灯式レポート


 10月9日午後7時40分(日本時間10日午前4時40分)から、アイスランドの首都、レイキャビク市のヴィーゼイ島で、オノ・ヨーコが見守るなか、イマジン・ピース・タワーの点灯式が行なわれた。
 67回めのジョンの誕生日に、ジョンが望んでいた平和の塔を建設できたことに対しヨーコは、「ジョンは今ここにいます。ついに40年近く経ってこの光の塔が実現しました。この光の塔が点灯したら、みなさんで願いごとをしましょう」と、イマジン・ピース・タワーのプラットフォーム(台座)で語った。ヨーコはスピーチの最後に、事前に参列者に配られた「オノコード」と書かれたフラッシュ・ライトでお互いに愛のメッセージを送りあいましょうと、参列者にフラッシュ・ライトを点滅させるように呼びかけたあと、リンゴ・スターとオリビア・ハリスンを呼び入れ、3人で「アイ・ラブ・ユー」と言いながら参列者に向けてフラッシュ・ライトを光らせた。
最後に「アイ・ラブ・ユー、ジョン! ウィー・ラブ・ユー、ジョン」とスピーチを結ぶと、会場にジョンが歌う‘Imagine’が流されるなか、イマジン・ピース・タワーのライトが点灯し、光の塔が天空に向けて出現した。点灯式にはショーン・レノンとダニー・ハリスンも出席した。

イマジン・ピース・タワーがあるヴィーゼイ島に、ヨーコはVIP専用フェリーで到着。桟橋から車でタワーの台座まで到着すると、アイスランドのテレビ局の同時中継ライトに照らされ、地元の子どもたちからなるコーラス隊が‘Imagine’をアイスランド語で合唱し、ヨーコを歓迎。そのあと、市長に紹介されたヨーコは集まった人たちに挨拶し、リンゴやオリビアを招き喜びをともにした。ヨーコの「アイ・ラブ・ユー、ジョン! ウィー・ラヴ・ユー、ジョン」という合図のもと、テレビ中継ライトが一斉に消され、‘Imagine’が流れるなか、15灯のライトが曲に合わせて順次点灯し、1分後には完全にライトアップされ、世界に向けて平和の光を解き放った。なお、このもようはアイスランドのテレビ局(RUV TVとチャンネル2)が生中継で全国放送し、その映像は衛星で世界に向けて配信された。

 式典のあと、午後9時20分からは、対岸にあるレイキャビク・アート・ミュージアムで市長によるレセプションが催された。会場の巨大ビデオ・スクリーンにはジョンの映像が流れ、ヨーコのもとには、ピース・タワーの下に埋められる50万通のメッセージが入ったウィッシュ・カプセルが届けられた。こうしてジョンの誕生日に、ジョンが望んだ記念すべきイマジン・ピース・タワーが点灯され、今度はジョンの命日、12月8日に日本武道館でDream Power ジョン・レノン スーパー・ライヴが開催される。

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イマジン・ピース・タワーの前で。左からショーン、ヨーコ、リンゴ、オリビア

 


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