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ポールとヘザー、聴聞会で対面


2月11日、ポールは法廷でヘザーと対面した。

ヘザーは黒いベンツで、ロンドン高等法院での聴聞会にポールより先に到着。グレーと黒のピンストライプのジャケットとスカートに、ピーチ色のブラウス姿のヘザーは、「ノーコメント」とだけ口にして、一週間聴聞会が行なわれる法廷34番に入って行った。
法廷のドアには「入室厳禁?完全非公開」という張り紙がしてあった。
聴聞会開始予定時刻の15分前である約1時間後、ポールと彼の弁護士フィオナ・シャクルトンが、法廷に入って行った。
ポールはグレーのピンストライプのスーツに黒と白のスカーフ姿で、明るく「グッドモーニング」と言ったが、慰謝料としていくら提示するつもりか言うことは拒否した。
ポールが入廷してからわずか数秒後、ヘザーが別のドアから憂鬱そうな顔をして出てきた。彼女はふたたびコメントを拒んだ。
ヘザーは数分後、メイクして戻ってきた。ベネット判事の前での聴聞会に先駆け、箱をたくさん載せた手押し車が持ち込まれていった。
聴聞会が行なわれる法廷は、天井が30フィート(約9m)もある、オーク材のパネル張りの部屋。裁判所の建物のそとには、世界中から集まったたくさんのカメラマンやテレビクルーが待ちかまえていた。
ヘザーは間際での合意が期待されていたが結局実現せず、自分で自分の弁護をする構えだと関係者は言った。
ポールとヘザーは2006年5月、結婚の終結を公表した。
そうなると昨年実業家のジョン・チャーマンが元妻に4,800万ポンドの支払いを裁判所に命じられた記録を上回ることになりそうだ。家庭裁判専門家スザンヌ・キングストンは、ヘザーは5,000万ポンドから1億ポンドを受け取る可能性が高いと予測した。また、ふたりの娘ベアトリスの将来は、話し合いでの最重要事項になるだろうと予測した。「ポールとヘザーの話し合いでは、娘ベアトリスが適切に養われること、ベアトリスから見てヘザーとポールのライフスタイルの間に大きな格差がないことを確かにすることが、重要事項になるだろう。
「短い結婚期間だったという事実が考慮されるだろう。これには、結婚前の財産と、結婚期間中に発生した財産に目を向けることが含まれるだろう」と、法律事務所ミシュコン・ド・ルヤを解雇したヘザーは自分で自分の弁護をする。ポールとヘザーは別れを表明した当時、法廷外での「円満な」離婚を目指していると表明したが、熾烈な離婚バトルになっていった。
今週話し合いによって打ち出した離婚条件に、ポールかヘザーのどちらかが反論して控訴院に持ち込まないかぎり、金額と詳細が部外者に知られることはない。ポールは、ヘザーが結婚生活の詳細を暴露することを止めるための守秘条項にサインすることを望むと見込まれている。


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