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どうなる!? リンゴの家


4月19日、政府大臣の反対にかかわらず、リバプール市議会がリンゴの生家を解体する計画を承認したと発表された。
リンゴが4歳まで住んでいたトクステス、マドリン・ストリート9番地は、再再生計画のもとに解体される予定になっている271軒の家のひとつ。リバプール・タウンホールで先に開かれた開発計画会議で、ウェルシュ・ストリート地区の住民は議会に対し、「じめじめしたスラム」と呼ばれるものを壊して現代的な住宅に作り替えるよう懇願した。取り壊しに反対する人達は、この地区はビートルズファンにとって歴史的重要性があり、同時に価値ある観光地にできる可能性があると主張し、両者の意見は平行線をたどっていた。

アンダーソン議長「10年以上前に私達がこの計画について意見を聞き始めて以来、地元民の大多数が私達の計画への支持を示しています。彼らは狭苦しく、じめじめした住宅で暮らすことに嫌気がさしています。彼らは庭や駐車スペースのある、ちゃんとした現代的な家を欲しているし、それに値します。彼らはこの計画の遅れに苛立ちを募らせています」
彼はこう加えた。「もしも、ウェルシュ・ストリート地区を維持するための実行可能な提案が開発業者からされれば、私達はその計画について真剣に考えると昨年固く誓った。しかし残念ながらまだそれは起きていない。地元住民をこれ以上宙ぶらりんの状態にしておくのは、とにかく公正ではない。人々はここ数年、ウェルシュ・ストリート地区から退去することによって意思表示をしている。その地域の住宅市場が完全に崩壊しているのはそのせいだ」

また一方、マドリン・ストリートの最後の唯一の住人のロバート・バートリー氏は、マドリン・ストリートを新たな開発のために壊したがっているリバプール市議会ではなく、団体「セーブ・ブリテンズ・ヘリテージ(イギリスの遺産を救おう)」に、自らの家を売ることにしたといい、市議会に抵抗をする動きだ。


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