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第11回 Dream Power コンサート モデルで女優の杏の初出演が決定 ジョンとヨーコの愛を朗読 世界の子どもたちから被災地への手紙も



ジョン・レノンを敬愛するトップ・アーティストが集い、世界の恵まれない子どもたちに学校を贈るチャリティ・コンサート「Dream Power ジョン・レノン スーパー・ライヴ」が今年も12月8日、ジョンの命日に日本武道館で開催される。出演者の第一次発表で、豪華ラインナップがすでに明らかになっているが、モデルで女優の杏がジョン・レノンの名曲「ラヴ」の朗読で初参加することが発表され、その出演者の層はさらに厚くなった。

オノ・ヨーコ(78)がモデルとして活躍している杏をアメリカで雑誌を見て知り、今回ジョン&ヨーコの一番大事な「愛」をテーマとして朗読を企画するにあたり、杏の優しいイメージがぴったりだと今年4月頃、同イベントへの参加を呼びかけた。コンサートでは、昨年までの過去10年間に28カ国107校の学校建設を支援しているが、今回そこに通っている子どもたちが、今年3月に起こった東日本大震災の被災者の為にコンサート事務局へ送ったたくさんの励ましの手紙も朗読する。加えて、イベントのフィナーレには恒例の「ハッピ−・クリスマス(戦争は終わった)」を出演者全員で歌唱するが、杏も歌声を披露する予定。

杏は参加について「ジョン・レノンさんの曲は小さいころから家でレコードがかかっていたり、ラジオから流れてくるのを聞いて、自然に耳馴染みがある曲ばかりで『スタンド・バイ・ミー』や『イマジン』などが好きでした。特に『ラヴ』は中学校の時に図書館でみた本に載っていて印象に残っていた曲なので、今回朗読するのが決まり、とても縁を感じます。当日は大物ミュージシャンに交じっての参加ですが、 私なりの『愛』が会場の皆さん、被災地の皆さんに届けば、と思っています」と語っている。

オノ・ヨーコは「今、日本には愛と夢の力が必要だと思います。このコンサートで詞と手紙を読んでもらうことによって杏さんが日本を勇気づけて頂ければと思います」と語った。

第一次発表では、何度もステージに上がりコンサートを支えてきた常連アーティストが中心に発表されている。奥田民生、吉井和哉、斉藤和義、LOVE PSYCHEDELICO、BONNIE PINK、サニーデイ・サービスが過密スケジュールのなか駆けつける。加えて、THE BAWDIESのボーカルのROYが初めてのソロ活動して、ロック・バンドBRAHMANのメンバーが中心となって結成したユニットOVERGROUND ACOUSTIC UNDERGROUNDが初出演する。また、MC役として、クリエイティブ・ディレクターの箭内道彦も参加する。

10月22日からのチケット一般発売にさきがけ、先行発売が行われている。その詳細は公式ホームページ( http://www.dreampower-jp.com/)をご覧ください。

■ジョンがバーチャル出演、奥田民生、吉井和哉、斉藤和義と共演
Dream Power コンサートといえば、この日にしか見られない意外なアーティストの組み合わせで
観客を驚かす一夜かぎりのコラボーレーション。今年は、そのコラボの一組がいち早く発表された。
なんと、ジョン・レノンがステージで蘇り、奥田民生、吉井和哉、斉藤和義の演奏をバックに自身の曲を歌うというコラボーレーション。2009年に忌野清志郎がバーチャル映像技術で、本当にステージに舞い降りたような臨場感あふれる演出で観客を魅了したが、さらに最先端の映像技術を使って、ジョン・レノンがステージに蘇る。2009年では清志郎のソロ出演だったが、今回は奥田、吉井、斉藤の演奏に合わせて、ジョン・レノンが歌う。このコラボは 例年にない感動を呼び起こすことになるだろう。
ジョン・レノンが歌う曲は「真実を教えろ!」と切実な思いを絶叫するジョンのメッセージ・ソング「ギミ・サム・トゥルース」。震災後、不確かなものが多くなった今こそ、このメッセージが人々の胸にストレートに届くのではないだろうかと、オノ・ヨーコが自ら選曲した。昨年10回目のコンサートを終え、新たなスタートを切る11回目のコンサートで、なにか新しい試みをというオノ・ヨーコ自身の提案から始まった。ヨーコはジョンを蘇らせるために必要な貴重な音源と映像を提供し、このコラボレーションが実現することになった。


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