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ポール、「オン・ザ・ラン」ツアーを語る


ポールの公式サイトに掲載されたインタビューの翻訳を一部掲載する。

Q:あなたはアラブ首長国連邦での初のコンサートでツアーをスタートします。そこはあなたがずっとプレイしたかった場所ですか?

ポール:アブダビ? うん、興味深いよ、あまり想像つかないけどね。(観客は)たくさんの海外から来た人かもしれないし、たくさんの現地の人かもしれないし、混ざり合っているかもしれない。でも、とにかく楽しみにしているよ。僕は天気がいいのが好きだから、それは期待できそうだね!アブダビでエキサイティングなことは、F1だね。僕にとってもそうだし、ツアー・クルーのなかのF1ファンにとってもね。

Q:あなたはF1ファンですか?

ポール:うん、そうだよ。クルーのなかには熱狂的な奴もいるよ。時間があったら観戦したいね。何人かをピットに入れてもらおうと思っているんだ。

Q:グランプリに行ったことはありますか?

ポール:うん、ビートルズ時代にね。モナコに行ったんだ。よかったけどすごく音が大きかった! 僕たちのコンサートよりも音が大きいよ。

Q:今回のツアーでは2003年の伝説的なコロシアムでのコンサート以来初めてイタリアを訪れます。イタリアを再び訪れるのを楽しみにしていますか? その夜について記憶に残っていることはありますか?

ポール:うん、すばらしくロマンチックな、美しい夜だった。つまり、ローマにいるということはいつでも素晴らしい。コロシアムで、無料コンサートを楽しんでいる50万人の人々を目の前にしていたんだ。僕たちは最高のときを過ごしたので、また訪れるのが楽しみだよ。通りの上のバルコニーにいた人たちを僕は今でも覚えているよ。彼らは僕たちの音楽を聴きながらディナーをとっていたんだ!

Q:あなたはロンドンのO2も再び訪れます。以前そこで演奏したとき楽しみましたか?

ポール:うん、僕はO2が大好きだ。ロンドンの最高のコンサート会場の一つだよ。僕がそこを好きなことの一つは、O2アリーナが建設される前、僕たちは当時の会場だったミレニアム・ドームでリハーサルしたことさ。プロモーターが、アメリカ人の男性を連れて来ていて、その人は「私達はこのドームの中にアリーナを作るのです」と言っていた。そして僕達みんな、それはすばらしいアイデアだと思った。そして今それが現実になった。クールだね。僕はそこでとてもいいものを何回か見たよ。ツェッペリン再結成をそこで見て、すばらしかった。僕はそれを両サイドから見たんだ。プレイするのも最高さ。ロンドンでコンサートを行なうことはいつもすばらしい。そこはホームグラウンドだ。ホームに帰ってくるのはいつでもいいものだよ。

Q:スウェーデンとフィンランドにも、「04サマー」ツアー以来初めて訪れますね。あなたは彼らの言語でオーディエンスに話しかけました。その国の言葉を覚えていますか? それとも短期集中レッスンを受けるつもりですか?

ポール:僕はスウェーデン語とフィンランド語に磨きをかけるつもりさ。少しは覚えているよ。いいことは、彼らはとても英語が上手なんだ。でも、うん、僕はいくつかの現地のフレーズを復習するよ、なぜなら僕は言葉が好きだから。母国語で話しかけることはいつもいいことだから、僕はブラッシュアップするよ。

Q:難しい言語といえば、今回のツアーではロシアも再訪します。ビートルズが行くことを許されていなかった場所に行くことはあなたにとって大切なことですか?

ポール:興味深いよ。なぜなら世界の大部分ではビートルズが否定されていなかったからね。一部の場所でビートルズが違法だったことは奇妙だ。それは、かつて僕たちの音楽を聴くことを許されていなかった人達に向けて、演奏していると実感する魅力を加えるよ。

Q:以前ロシアで演奏したときの印象に残っていることはありますか?

ポール:うん。赤の広場で演奏した。それは最高だった。オーディエンスに向けて‘Back In The U.S.S.R.’を2度も演奏できてすばらしかった。なぜなら僕はずっと、そこに行ってその曲を演奏してみたかったんだ。僕より先にロシアに行ったパフォーマー達はその曲を演奏していたからね。そして、赤の広場とクレムリンの建築もすばらしかった。それらは本でずっと見ていたものだったよ。サンクト・ペテルブルクにはびっくりした。なぜなら、そこは灰色の場所だと思っていたから。実際に行ってみて、エカチェリーナとピョートル大帝がその驚くべき街を作ったことを実感したよ。そこに注がれたお金を考えるだけでもすごいことだ。その場所の美しさ、そしてもちろん、そこの人々に敬意を払うべきだ。ロシア人はクールだ!

Q:昨年のリバプールでの親密感あるコンサートから1年後に、あなたはまたリバプールでツアーを締めくくろうとしていますが、それは意図的な決断でしたか?

ポール:そうじゃないよ。実は僕は君から言われるまで気づかなかったんだ。リバプールに戻ると、「故郷の観客に向かってプレイすることはいつでもいいもんだ」という感じさ。彼らに、僕達が1年間やってきたことを見せる、すなわち、ちょっとしたホームカミングをすることが、それはちょっとした定番になってきている。オーディエンスの大部分の人は僕の友人だろう。僕達はそれが大好きだ、オーディエンスもそうだ。だからそれは無敵の組み合わせなんだよ!


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