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ポール、キャピトル・スタジオ ライブ・レポート


2月9日午後7時(太平洋時間。日本時間で10日の正午)、ポールがキャピトル・スタジオで行うライブがiTunesで無料独占ストリーミング生放送された。まず映像は、キャピトル・スタジオの前、ハリウッド・ウォーク・オブ・フェイムでの星型プレート授賞式のもようから。観客のなかには、妻ナンシー、息子ジェームス、リンゴの妻バーバラの姿があった。
ライブはダイアナ・クラールのバンド*がバックを務める完全なジャズ・スタイルで、ポールはノイマンの大きなコンデンサ・マイクを前に**、高いストゥールに腰掛け、ヘッドホンを着用し、ボーカルをとった。曲順もニュー・アルバム“KISSES ON THE BOTTOM”そのまま***で、まるでレコーディングを垣間見ているような雰囲気。ポールは衣装もアルバム・ジャケットに合わせてフォーマルなスタイル。ストリーミング放送もモノクロ映像で行われた。
いつものライブでは爆音の激しいロックを好むポールが、「なるべく小さな声で」歌うスタイルはポールの新たな挑戦といえる。手振りしながら、楽しんで歌うポールの姿が印象的だった。

*コーラスはツアーバンドのエイブ・ラボリエルJr.が担当。プロデューサーのトミー・リピューマの姿もあった。客席にはもちろん妻ナンシーの姿も。
**ポールはマイクの前にウィンドスクリーンを立てずに歌っていた。ポールが卓越したボーカル・テクニックを持っているという証だ。
***12曲目までアルバム収録曲そのまま。13曲目はボーナストラックとして収録された曲。

演奏曲
1. I’m Gonna Sit Right Down And Write Myself A Letter
2. Home (When Shadows Fall)
3. It’s Only A Paper Moon
4. More I Cannot Wish You
5. The Glory Of Love
6. We Three (My Echo, My Shadow And Me)
7. Ac-Cent-Tchu-Ate The Positive
8. My Valentine
9. Always[ストリングスが演奏に加わる]
10. My Very Good Friend The Milkman[ポール、口笛とギターを合わせるため、何度か出だしをやり直す。演奏にトロンボーンが加わる]
11. Bye Bye Blackbird[ストリングスが演奏に加わる]
12. Get Your Self Another Fool
[ここまでが本編。ポールはワールドワイドのストリーミング放送を意識し、「グッバイ、さよなら」と日本語でも挨拶した。]
13. My One And Only Love[アンコール]


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