新着ニュース


リンゴ、来日公演初日大盛況


2月25日、ZEPP TOKYOで、リンゴ・スター&ヒズ・オール・スターズの来日公演初日が大盛況のうちに終了した。「ビートルズで初めて作った曲」と紹介し、‘Don't Pass Me By’を演奏するなど、本人から直に紹介され、歌われる名曲の数々に集まった観客は酔いしれた。ショーの途中や、最後の曲が終わっても、「リンゴ! リンゴ!」のコールが鳴り止まないなど、集まったファンの熱心さにリンゴも照れくさそうに、しかし、ゴキゲンに熱い演奏を聞かせてくれた。‘Yellow Submarine’では、間奏の語りのパートで、「Tokio, Tokio」とアドリブを入れ、観客にピース・サインを振ることを即し、ビートルズ・ナンバーで会場が一体化した。
リンゴの脇を固めるのは、前年と同じく12期のオール・スター・バンドで、TOTOのスティーブ・ルカサー(ギター/ボーカル)、サンタナ・バンド、ジャーニーからグレッグ・ローリー(オルガン/キーボード/ボーカル)、トッド・ラングレン(ギター/パーカッション/ハーモニカ/ボーカル)、ミスター・ミスターのリチャード・ペイジ(ベース/ギター/ボーカル)、ビリー・ジョエル・バンドのマーク・リベラ(サックス/パーカッション/キーボード/ボーカル)、グレッグ・ビソネット(ドラムス/コーラス)という強力メンバー。これまでも伝説の強者ロッカーたちが在籍したオール・スター・バンドだが、トッド・ラングレンが語るようにメンバーの結束力が非常に高く、バンドのまとまりや演奏力の高さは歴代最強のオール・スター・バンドといえるのではないか。全員がボーカルはもちろんだが、コーラスが歌えるところも強みで、随所で素晴らしく繊細なコーラス・ワークをきかせた。リンゴはドラムだけでなく、カホン(ペルー発祥の打楽器)も叩き、あくなきリズムへの探究心も見せてくれるなど、まだまだ現役ミュージシャンであることを納得させる素晴らしいステージだった。

セット・リスト:

1. Matchbox (リンゴ)
2. It Don't Come Easy (リンゴ)
3. Wings (リンゴ)
4. I Saw The Light (トッド・ラングレン)
5. Evil Ways (グレッグ・ローリー)
6. Rosanna (スティーブ・ルカサー)
7. Kyrie (リチャード・ペイジ)
8. Don't Pass Me By (リンゴ)
9. Bang The Drum All Day (トッド・ラングレン)
10. Boys (リンゴ)
11. Yellow Submarine (リンゴ)
12. Black Magic Woman (グレッグ・ローリー)
13. Honey Don't (リンゴ)
14. Anthem (リンゴ)
15. You Are Mine (リチャード・ペイジ)
16. Africa (スティーブ・ルカサー)
17.Everybody's Everything (グレッグ・ローリー)
18. I Wanna Be Your Man (リンゴ)
19. Love Is The Answer(トッド・ラングレン)
20. Broken Wings (リチャード・ペイジ)
21. Hold The Line (スティーブ・ルカサー)
22. Photograph (リンゴ)
23. Act Naturally (リンゴ)
24. With A Little Help From My Friends(リンゴ) 〜 Give Peace A Chance(全員)


[新着ニュース一覧にもどる]