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ポール、新PVを発表


以前から、内容が報じられていたポールのプロモーション・クリップ’Early Days’が7月7日に公開された。
監督を務めたのは、ロサンゼルス在住のビンセント・ヘイコック。ビンセントは、このPVのストーリーは、「ポール、ジョン、ジョージ、リンゴの人生を永久に変えることになる偶然の出会いがアイデアのインスピレーションだよ」とコメントしている。
ビンセントはそのアイデアについて、さらに詳しく述べる。「中心にある物語は普遍的なものだ。ふたりの少年が音楽への情熱をきっかけに意気投合し、バンドを組み、そして友情を結ぶ。このビデオは彼ら、全てのバンド、そしてバンド結成にまつわる浮き沈みを経験した若者をテーマとしている。そのバンドが成功したか否かに関わらず。映画の設定を1950年代のミシシッピにしたのも、彼らの物語の普遍性によるところが大きい。ビートルズはその時代からインスピレーションを得ている。1950年代のアメリカのロックンロールとミシシッピ・デルタ・ブルースさ。‘Early Days’は、若いミュージシャンが互いに見出す精神とインスピレーションの物語だ」

撮影はロサンゼルス、ミシシッピ州ナチェズ、そしてルイジアナ州フェリデイで行われ、ビンセントはビデオの製作に合計で1カ月近く費やした。キャスティングは徹底的に行われ、ビンセントはできるだけ本物の登場人物を起用することにこだわった。出演者を求めて彼のチームはロケ地の街に繰り出し、地元の教会、学校、レコード店で、撮影地の音楽と歴史に強い縁がある人を捜した。
ポールは自分の出演パートを2日間に渡ってロサンゼルスで収録した。ポールがアコースティックを弾いている親密なパフォーマンスを中心にストーリーが繰り広げられる。ビデオが終わる頃には、ポールは、友人のジョニー・デップを含むブルース・ギタリストたちと演奏している。過去にもポールのビデオの出演経験があり腕利きのギタリストでもあるジョニーは、この日一緒に演奏するために立ち寄ったのだ。

ビンセントは、テレビ番組『マイアミ整形外科医(Nip/Tuck)』の監督を務めて2004年にエミー賞にノミネートされている。彼はその後フローレンス・アンド・ザ・マシーン、シェリル・コール、スピリチュアライズド等のアーティストの音楽ビデオを手がけている。彼は独特なフリーフォームのドキュドラマ風のミュージックビデオのスタイルを確立し、2012年にはイギリスのDJ兼プロデューサー、カルヴィン・ハリスの‘Feel So Close’で、MTVビデオ・ミュージック・アワードの最優秀EDMビデオ賞に輝いた。


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